KeppelがアイルランドのGreencoat Renewablesと風力発電PPA締結

風力発電所の全出力を購入

アイルランドのGreencoat Renewablesが、Keppel DC REITと10年間の風力エネルギーの電力購入契約(PPA)を締結しました。

このPPAにより、KeppelはアイルランドのコークにあるGreencoatの風力発電所、Ballybane Phase 1で発電される67GWhの再生可能エネルギーを購入することになります。 これはGreencoatが2018年に同地を購入して以来運営してきた、Ballybane施設の全出力に及びます。

Greencoatの投資顧問であるPaul O’Donnellは、同社がPPAに合意したことについて喜びの意を表すと同時に、以下のように述べました。

「アイルランド最大の風力発電事業者である我々が、成長中のアイルランドのデータセンター市場に再生可能電力を供給するというのは大きな出来事です。Ballybane Phase 1の再契約を成功させることで、長期的な価値を創造し、維持する能力を投資家に示しました。」

Greencoatは、アイルランドとヨーロッパ大陸で1,495.9MWの再生可能エネルギー発電所を管理していると言っています。

同社のWEBサイトによると、Ballybane風力発電所はEnercon E70 2.3MWタービン21基で構成されているとのことです。ここは2008年に運転を開始し、第2フェーズは2015年、第3フェーズは2017年に運転を開始しました。

また、Keppelについてですが、同社も多くの企業と同様、2030年までに事業全体でネットゼロを達成したいと考えており、アイルランドで代替エネルギー源の導入に積極的な姿勢を示しています。

アイルランドでデータセンター用の電力量への懸念が続く中、同社は1月に、ダブリンにある2つのデータセンターに蓄電池システムの建設を申請しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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