NTTがカーボンニュートラル目標に向けて27億ドルのグリーンボンドを発表

2040年までのカーボンニュートラルの実現を目指す

NTTが、同社のカーボンニュートラル実現への取り組みに向けての資金を調達するため、約3,000億円相当のグリーンボンドを発行すると発表しました。

NTTファイナンスによると、この社債には3年、5年、10年満期の3つの発行年限があり、得られた資金は 再生可能エネルギー やエネルギー効率の高いブロードバンドインフラなどの分野のような、環境に配慮したプロジェクトに対し使われる予定であるとしています。

記者会見の席でNTTの澤田純社長は、「環境負荷ゼロと経済成長という相反する目標を、限界を超えた事業活動とイノベーションによって達成することを目指していく」と述べました。

澤田氏は、再生可能な設備の構築や運用を行っていくには、2030年までにさらなる100億円相当のコストがかかると述べています。

NTTは9月末に、新たな環境エネルギービジョン「NTT Green Innovation toward 2040」を策定し、2040年までのカーボンニュートラルの実現を目雑と発表しました。この目標には、スコープ1とスコープ2の排出量が含まれているとのことです。

NTTグループ全体では、2040年までの カーボンニュートラル の実現を目指しているが、NTTドコモと データセンター 部門の温室効果ガス排出量については2030年までに80%(2013年比)の削減を目標としています。

同社は、再生可能エネルギーの利用を増やすことでこの目標を達成する計画であると述べています。また、次世代高速ブロードバンドインフラであるIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)の導入により、温室効果ガスを削減したいとも考えています。

日本政府は今年1月に、2050年までに温室効果ガスの排出量を正味ゼロにする計画について発表を行いました。


最近では、多くのデータセンターや通信事業者が、CO2削減目標を達成するために、サステナビリティ・リンク資金調達を行っています。Alignedは、新たなサステナビリティ・フレームワークに基づいて発行された13億5,000万ドルの証券化債券を保有し、17億2,500万ドルのサステナビリティ・リンク・ローンを確保しています。

先月、AirTrunkは15億4,500万ドルの融資をサステナビリティ・リンク・ローンに変更し、オランダの通信会社KPNとラテンアメリカのデータセンター企業Nabiaxもここ数カ月でESG目標に関連した融資を行っています。また、Baiduは、環境・社会・ガバナンス(ESG)への取り組みに向けて10億ドルの債券を発行することを発表しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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