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Vantage Data Centers、ヨハネスブルグキャンパスで太陽光発電の新規PPAに合意

超大規模データセンター・キャンパスを提供するVantage Data Centersは、南アフリカの太陽光発電ファイナンスのパイオニアであるSolarAfrica社と20年間の太陽光発電PPA(Power Purchase Agreement)を締結したことを発表しました。

この契約により、Vantageは7月に開設予定の同社ヨハネスブルグ(JNB1)データセンターキャンパスの電力供給源である地域送電網を、再生可能エネルギーで補うことができるようになる予定です。また、SolarAfrica社のDe Aar太陽光発電プロジェクトの拡張を支援することで、同地域の再生可能エネルギー創出を促進することを期待しています。

南アフリカ共和国の北ケープ州は、世界で最も太陽光発電が豊富な地域のひとつと言われています。Vantageは、 SolarAfrica の大規模太陽光発電所の中で、87MWpの再生可能エネルギーの生産を支援し、契約期間中にこの地域のCO2排出量をさらに380万トン削減すると予測されています。ヨハネスブルグにあるVantageのデータセンターは、完成時には80MWのIT能力を有し、そのうち最大33%が太陽光発電所によってサポートされる予定です。このキャンパスは、ビジネスとデータセンターのエコシステムであるウォーターフォールシティにあり、30エーカーの敷地に65万平方フィート(6万平方メートル)の3つの施設が建設される予定です。

VantageのEMEA最高執行責任者兼英国Vantage Data Centers社長のJustin Jenkinsは、次のように述べています。「この投資で得られたエネルギーは、当社のヨハネスブルグキャンパスで使用されるだけでなく、データセンター業界で太陽エネルギーを利用した新たな事例として活用されるでしょう。近い将来、太陽光発電は需要の増加に直面し、南アフリカ全土で価格が上昇することが予想されます。しかし、この投資により、当社のお客様には安定した価格を提供できるようになります。」

SolarAfricaのディレクターであるCharl Alheitは、「気候変動が我々の時代の決定的な課題である中、地球を持続可能なグリーン経済に変えるために、二酸化炭素削減の取り組みを加速させることが極めて重要です」と述べています。「私たちは、お客様がグリーンエネルギーの目標に到達するのを支援し、その過程でお客様のコストを削減できるよう、常に努力しています。南アフリカ最大級となる87MWpの太陽光発電所を Vantage のキャンパスに設置することは、より多くの企業が安価でクリーンなエネルギーで節約できるようにするための、私たちにとって大きな一歩です。」

この契約は、Vantageの長期的な持続可能性への取り組みにおいて、もう一つの重要なステップであると言われています。

Digital Infra Network ( Michael Nelson 記者)より抄訳・転載

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