Alphabet史上初の減収、しかしGoogle Cloudは43%成長
Googleの親会社のAlphabetは、2%減の383億ドルと、同社史上初の収益の減少を報告しました。
僅かな業績悪化は、Covid-19の危機に伴う検索広告の価格下落が原因でした。 しかし、クラウドプラットフォームとG Suite製品を含むクラウド事業部門は影響を受けず、43%増の30億1,000万ドルでした。
今四半期の設備投資額( CapEx )は48億ドルで、主にサーバ、データセンター、オフィス設備への投資によるものでしたが、Covid-19が建設の減速につながったと同社は述べています。 同社は今後、AWSとMicrosoft Azure同様の動きとして、サーバの耐用年数の延長を計画しています。
当四半期の全体的な利益は69億6000万ドルでした。
検索エンジンを超える
「顧客はGoogle Cloudを選択して、運用効率を改善してコストを下げたり、デジタルトランスフォーメーションを通じてイノベーションを推進している。」とCEOのSundar Pichai氏は収支報告の場で説明しました。
「Keurig Dr. Pepper、Deutsche Bank、Lowe’s、Telefónica、Orange、Groupe Renaultといったブランド。そして、米国のオクラホマ州、ニューヨーク州、そしてヨーロッパではイタリア、スペインなど、多くの政府機関を支援している。」
CFOのRuth Porat氏は、クラウド部門としてのとして側面を持つGoogle Cloud Platform(GCP)、つまりクラウドサービス自体は、「第1四半期に達成した高いレベルの収益成長率を維持し、その収益成長率はクラウド全体のそれを大きく上回った。」と述べています。しかし、Google Cloudは全体として、前四半期の52%成長に追いつくことはできませんでした。Porat氏によると、「G Suiteについては、昨年4月に発表した価格の上昇が重なった。」としています。
新型コロナウイルスの影響に伴う全体的な雇用減速があるにもかかわらず、同社のクラウド部門では、今後より「積極的に」雇用する計画を立てているとPorat氏は述べています。
X lab、子会社Waymo、Verilyライフサイエンス部門などのその他(Other Bets)カテゴリの収益は、1億6,200万ドルから1億4,800万ドルに減少し、11億2000万ドルの損失を出しましたが、フィアットクライスラーが自動運転車でWaymoとの戦略的パートナーに契約するなど、ロングショット部門におけるいくつかの重要な勝利について同社は指摘しました。
Data Center Dynamics
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