FacebookがデンマークDCと地域熱供給の拡張を開始

Facebookは、デンマークのオーデンセデータセンターキャンパスの拡張を進めており、同時に地域熱供給(district heating)の容量の増強も行っています。

データセンターのFacebook ページによりますと、オーデンセキャンパスは約30,000平方メートル(323,000平方フィート)までの拡張を見込んでおり、建設は順調に進んでいるとしています。

少しずつ快適に保つ

プロジェクトの費用は約100億デンマーク・クローネ(15億ドル)と見積もられています。プロジェクトの一環として、インフラの拡張もおこなわれ、最終的には年間で合計165,000MWhがリサイクルされ、約11,000世帯に暖房が供給される予定です。

Facebookは、廃熱をリサイクルするためのデータセンター容量を拡張するために地域熱供給会社のFjernvarme Fynと契約しました。同社は以前、約6,900戸の住居を暖める目的で、キャンパスで初期の暖房システムを開発しました。このシステムは7月に稼働を開始しています。

地域熱供給は、冷却ユニット内の銅コイルを通過する絶縁鋼管を介して、データセンターの周りに水を循環させ行われます。水は低温の熱を拾い、Fjernvarme Fynのヒートポンプ施設に送られます。その後Fjernvarme Fynは、ヒートポンプを使い、家庭で使用できる程度の温度になるまで水をさらに温めます。


現在のデータセンター(50,000平方メートル)は2019年9月に稼働を開始しました。その建設段階で、オーデンセ施設は、不当労働行為や税金を回避する目的で海外口座経由で請負業者への支払いを行ったことについて当局から批判を受けています。

4月に、オーデンセデータセンターはLEEDゴールド認証を取得し、Facebookは効率的なデータセンターの構築と気候目標の達成をコミットしました。年末までに、Facebookのグローバルオペレーションは100% 再生可能エネルギー賄われる予定であるとしています。

Data Center Dynamics

原文はこちら

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。