マイクロソフト、ポーランドでAzureリージョンを開始
Googleに続き、ワルシャワでリージョンを立上げ
マイクロソフトは、首都ワルシャワにポーランドのAzureクラウドリージョン を設立しました。
「本日、マイクロソフトは、ポーランドに位置する中央・東ヨーロッパ最初の、最も新しい信頼できるクラウドリージョンの開設を発表しました。マイクロソフトのポーランドのクラウドリージョン は、ワルシャワ周辺の3つの独立した物理的な拠点で構成されており、それぞれが複数のデータセンターで構成されています。」
ポーランドのAzureリージョンの計画は、2020年5月に初めて公表され、当時マイクロソフトは、東欧の国に10億ドルを投資する計画だと述べていました。
マイクロソフトのEMEAプレジデントであるRalph Haupterは「ポーランドを信頼できる最大のグローバルクラウドインフラにつなげることは、国、社会、組織の回復力、そしてポーランド・デジタルバレーの発展に向けた重要なサポートです」と述べています。
2018年、地元の事業者であるBeyond.plは、ポズナンのデータセンター2からマイクロソフトAzure Stackをベースにしたクラウドサービスを提供していく方針を明らかにしました。
Googleは、最初の意思表明から2年後の2021年4月ポーランドにクラウドリージョンを開設し、米国のクラウド企業大手3社の中で、ポーランドにデータセンターを開設した初めての企業になりました。
前回、AWSはワルシャワにLocal Zone Edgeの拠点を開設しましたが、同社は同国に完全なリージョンを持っておらず、その計画についても公表していません。
Mateusz Morawiecki首相は、「マイクロソフトのポーランドへの投資は、我が国の中東欧リージョンのテクノロジーのハブへの変革をさらに加速させるでしょう」と述べています。「ポーランド・デジタル・バレーの発展により、数百人のエンジニアや開発者が、国を離れることなく世界経済で重要な役割を果たせるようになるでしょう。これは責任のある発展です。」
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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