インテル、250億ドルを投じてイスラエルのチップ工場を拡張へ

インテルは、イスラエル南部の都市キリヤット・ガットにあるチップ製造工場を拡張する目的で、32億ドルの助成金をイスラエル政府から獲得しました。
 
政府から資金を確保するために、インテルは今後10年間でイスラエルのサプライヤーから165億ドル相当の物品とサービスを確保すると約束しました。
 
インテルは1974年以来イスラエルでの事業を展開しており、現在イスラエル国内には4か所の開発・生産拠点を設けています。キリヤット・ガットにある同社のFab 28施設は10nmチップを生産し、11,700人の従業員を雇用しています。同工場の拡張工事はすでに進められており、総工費は約250億ドルに上ると予想されています。
 
Times of Israelが報じた声明の中で、インテルは次のように述べています。「キリヤット・ガット工場の拡張計画は、ヨーロッパとアメリカで現在進行中および計画中の製造投資と並び、より強靭なグローバル・サプライ・チェーンを育成するためのインテルの取り組みの重要な一部である」
 
これらの投資には、ドイツに半導体製造施設を建設するための300億ドル、ポーランドに半導体組立・テスト施設を建設するための46億ドルが含まれています。インテルはまた、米国オハイオ州で200億ドルのチップ製造工場に着工しており、この施設での生産は2025年に開始される予定となっております。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。