Metaが2025年のデータセンター投資について「大幅な加速」を見込む

Metaは、今期もアナリストの予想を上回る売上高406億ドル(18%増)を計上しました。

同時に同社は、これまで以上に大規模なAIトレーニングと推論クラスターを構築するため、データセンターに多額の投資を続けています。

Susan Li最高財務責任者(CFO)は、「2024年通年の資本支出は、370億ドルから400億ドルから修正され、380億ドルから400億ドルの範囲になる」と予想しています。これらは主にデータセンター、ネットワーキング、サーバーにかかる費用です。

「2025年の資本支出は引き続き大幅に増加すると予想しています。2024年の設備投資が後工程に偏重していることや、来年はインフラ設備の拡大に伴って減価償却費と運営費が増加することを踏まえると、インフラ費用の伸びが大幅に加速すると予想します。」

今期の設備投資額は92億ドルで、昨年の68億ドルから増加しましたが、前年の95億2,000万ドルからは減少しました。2023年、MetaはAIを中心とした設計に対応するための「再調整」を目的に、2022年12月に全世界で約12件のデータセンター建設プロジェクトを一時停止したため、設備投資額が減少しました。

決算説明会では、データセンターへの多額の支出に反発するアナリストもいました。それに対し、業者兼CEOのマーク・ザッカーバーグは、「インフラを構築することなどの方程式の一部は、短期的には投資家が聞きたくないことかもしれませんが、私はここでのチャンスは本当に大きいと思っています。」と語りました。

「私たちはこのために大きな投資を続けるつもりです。そして、大量のキャパシティーを立ち上げるために素晴らしい仕事をしているチームを誇りに思います。そのようにして、世界クラスのモデルや製品を提供することができるのです。」

また、同氏は、そのキャパシティによって記録的なトレーニングクラスターが可能になったとし、 「私たちは10万台のH100よりも大きなクラスターで、Llama 4モデルをトレーニングしています」と付け加えました。

Metaの株価はわずかに下落しましたが、その理由の一部は、支出の増加のためであったり、部分的には1日のユーザー数がアナリストの予想よりも悪かったためであったりしました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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