AWSがUAEデータセンターリージョンを発表

AWSが、アラブ首長国連邦に新たなデータセンター・リージョンを設立する計画を発表しました。

この新 リージョン は、3つの アベイラビリティゾーン で構成され、2022年前半の開設が予定されています。

このリージョンは、2019年にバーレーンのリージョンを開設したのに続き、同社として中東では2番目のリージョンとなります。

AWSのグローバルインフラストラクチャ部門SVPのピーター・デサンティス氏は次のように述べています。「UAEのお客様にアプリケーションの実行や、データのローカル保存の選択肢を提供し、中東におけるクラウド採用の大きな勢いの上に立てることを嬉しく思う。この新リージョンにより、地域全体でさらなる低レイテンシーを実現し、あらゆる規模の組織がより早いイノベーションを実現したり、エンドユーザーにサービスを提供できるようになるだろう」

同社は現在、ドバイとフジャイラにUAEのエッジ拠点を構えていますが、新リージョンを構成する3か所のデータセンターの場所については詳細を明らかにしていません。

FABの最高技術責任者(CTO)であるユーリ・ミスニック氏は、「当社はこれまで、開発やテスト、本番のワークロードの両方でAWS Outpostsを利用してきた」と述べています。「UAEのAWSリージョンの新設を歓迎する。これで、地元の規制に完全に準拠しながら、当社のクラウド化への野望を効果的かつ安全に実現することができる」

アラブ首長国連邦におけるドバイの重要性にもかかわらず、多くのクラウド事業者はドバイを避けて中東の近隣諸国に拠点を移しています。マイクロソフトとオラクルについてはUAEにクラウドリージョンを開設していますが、イスラエル、バーレーン、カタールには、すでに複数企業が進出し、あるいは施設の建設を進めています。

Data Center Dynamics

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