FCC、AST SpaceMobileの衛星ブロードバンドサービス開始を承認

AST SpaceMobileはLEO衛星コンステレーションの打ち上げに向けて一歩前進

米国連邦通信委員会(FCC)は、AST SpaceMobileに対し、低軌道(LEO)における非静止軌道(NGSO)衛星システムの打ち上げおよび運用を許可しました。

今回のFCCの承認は、AST SpaceMobileがLEOに248基の衛星コンステレーションを展開し、運用することを許可するものです。この衛星コンステレーションは、700MHz帯および800MHz帯のプレミアム低周波数帯域を使用して運用されます。

AST SpaceMobileは、SpaceXのStarlinkやAmazonのLEOサービスと競合する形で事業を展開しています。今回の発表は、AST SpacemobileがBlue Originの打ち上げにおける位置決め段階での失敗により、BlueBird 7衛星を喪失した数日後に行われました。

同社は米国の通信事業者であるAT&TおよびVerizonと提携しており、これらの通信事業者向けD2D(Direct-to-Device)衛星サービスおよび緊急通報向けネットワークであるFirstNetの提供に向けて前進したことになります。

AST SpaceMobileの創業者でありCEOのAbel Avellanは、次のように述べています。

「本日、当社はネットワークの拡張を継続し、商用サービス開始に向けて一歩前進する重要な日を迎えました。当社は衛星コンステレーションの展開を加速させるとともに、主要なモバイルネットワーク事業者との統合を進めています。また、日常的に使用されるスマートフォンに対し、宇宙ベースの携帯ブロードバンドをシームレスに直接提供する準備を進めています。これにより、世界中の人々を接続するという目標にさらに近づいています。」

FCCの承認は、AST SpaceMobileへ通信事業者パートナーとの試験実施を許可してから約1年後になります。FCCは昨年、AT&TとAST SpaceMobileがFirstNetとD2D接続試験を実施する申請についても、個別に承認しています

AST SpaceMobileは、2017年に設立されました。同社の最初の試験衛星Bluewalker 1は、2019年に打ち上げられましたが、Bluewalker 2は計画が中止されました。その後、別の試験衛星であるBluewalker 3は2022年に打ち上げられました。

当初、同社は約170基の衛星による衛星コンステレーションを計画しており、最初の20基は2023年までに運用開始、さらに90基を2024年にかけて展開する予定でした。しかし最近の発表では、計画は衛星コンステレーションの規模を約100基へと見直されています。

VerizonとAT&TおよびVodafoneは、いずれもAST SpaceMobileの投資家であり、イーロン・マスク率いるSpaceXのStarlinkと競合しています。

の記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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