
IBM、5年間で100億ドルの量子コンピューティングへの投資を発表
投資は2029年以降の量子コンピューティングのロードマップを支えると発表
IBMは今後5年間で、量子コンピューティングに100億ドル以上を投資する予定です。
IBMによると、この投資は研究開発(R&D)、設備投資(capex)、製造規模の拡大、エコシステムパートナーシップ、そして企業買収(M&A)を対象としています。これらの分野が、世界初の大型で耐障害性の高い量子コンピュータの実現を目指す2029年以降の量子ロードマップの加速に役立つとしています。
この発表は、米国政府がIBMを含む9社の量子コンピューティング企業と意向表明書を締結してから2週間後に行われました。この合意により、IBMは商務省から10億ドルの資金提供を受ける見込みで、9社の中では最大の資金提供契約となります。この資金は、「Anderon」と呼ばれる新たな超電導量子ファウンドリ子会社の設立に充てられる予定です。
当時、IBMはAnderonが米国初の量子ファウンドリ専業になると述べるとともに、この取り組みの資金として商務省からの10億ドルの同額を自社でも拠出する方針を明らかにしました。この子会社はニューヨーク州オールバニに本社を置き、独立した企業として300mmの量子ウェハーを製造する予定です。
IBMの会長兼CEOであるArvind Krishnaは、次のように述べています。「量子の時代はもはや未来のものではありません。すでに始まっています。世界中の顧客、パートナー、利用者が数年前には不可能だった作業を行うために、IBMの量子コンピューターを活用しています。量子コンピューターによる発見のペースが急速に増しており、この投資によって次世代の量子ハードウェア、ソフトウェア、そして製造を実現する当社の能力が強化されます。」
IBMは量子プロセッサ開発の最前線に立っており、2025年2月には2017年第1四半期から2024年第4四半期までの量子関連ビジネスで10億ドルの売り上げを達成したと発表しました。同年11月には、2026年末までに量子優位性を達成し、2029年までに誤り耐性を備えた量子コンピューターの開発を目標としていると表明しています。
今年4月には、IBMがニューヨーク州ポキプシーにある量子コンピューティングキャンパスの拡張を計画していると報じられました。同社は既存キャンパス内に、511,000平方フィート(約47,475平方メートル)の量子コンピューティング施設を新設するための申請を行っており、この新センター設立にあたっては2棟の建物を解体する予定です。この新センターは、次世代のStarling量子システムの製造および組み立てに使用される見込みです。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
















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