アリババ、タイ・バンコクにデータセンターを開設
Tencentに次いでタイに進出
アリババクラウドは、タイ・バンコクに初のデータセンターを開設しました。
これは2021年10月に初めて発表され、今週、新施設のオープニングセレモニーを開催しました。
「データのセキュリティと保護は、私たちが拡大を続ける中で最優先事項であり続けます。新しいデータセンターの設立により、タイのルールや規制に準拠することを約束します」と、アリババクラウド・インテリジェンスのタイ担当カントリーマネージャーであるTyler Qiuは述べています。「さらに、私たちは最高のテクノロジーとこの業界でのノウハウをタイに提供したいと考えています。グローバル企業をサポートしてきたアリババクラウドの実績により、ASEANのデジタルハブとしてのタイのビジョンを後押しする、包括的なデジタルエコシステムを構築したいと考えています。」
アリババは現在、全世界で27のリージョンと84のアベイラビリティゾーンを運営しており、バンコクでは1つのアベイラビリティゾーンを提供しています。また、DDoS対策サービス、WAF、セキュリティセンター、アクショントレイル、SSL証明書サービス、リソースアクセス管理など、来るべきタイの個人情報保護法(PDPA)に対応した数々のセキュリティおよびプライバシーサービスとともに、エラスティック・コンピュート、データベース、ネットワーク、ストレージ、開発者サービス、コンテンツ配信、エンタープライズアプリケーションを提供する予定です。
HiCloudのCEOであるDiego Maは、「アリババクラウドとともに、タイのお客様に世界トップレベルのソリューションを提供し、お客様のビジネスにおけるクラウド導入を促進します」と述べています。「アリババクラウドが現地のエコシステムを構築していることで、我々はトレーニング、イネーブルメント、マーケティングなど様々なメリットを享受し、より多くのお客様にサービスを提供し、お客様のデジタル変革の旅を加速させることができるのです。」
データセンターはISO27001とISO20000の認証を取得しており、タイのPDPA規制とタイ銀行(BOT)が発行する金融規制ガイドラインに準拠しています。
Tencentはバンコク市内に2つのアベイラビリティゾーンを有しています。他の主要なクラウドプロバイダーは、タイに施設を持っていません。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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