
Oracle Cloud、モロッコでクラウドリージョンを開始
データセンター運営のN+Oneと提携
オラクルはモロッコにクラウドリージョンを設立します。
データセンター・オペレーターのN+Oneと提携し、N+Oneのデータセンターの1つでOCIインフラをホスティングする予定です。
N+Oneのデータセンターでホスティングすることで、オラクルはモロッコのデータ主権要件を遵守することになります。
N+OneのCEOであるAmine KandilはTelquelに対し、この契約は「サイバーセキュリティに関する法律第05-20号、特にその第12条で、『機密情報システムのアウトソーシングは、情報保護、監査可能性、可逆性だけでなく、セキュリティや希望するサービスレベルの要件を含むモロッコ法に基づく契約の対象としなければならない 』と規定しています。」
Kandil は、オラクルの参入は同社にとって「信頼の保証であり、成長のためのてこ」だと付け加えました。
N+Oneは最近、NouaceurとSettatにある2つのデータセンターの拡張計画に着手しており、2024年末までに2MWのコンピューティング容量を追加し、モロッコにおける同社の総拠点数を8MWにする予定です。
N+Oneは以前、セネガルの首都ダルカルに3つのデータセンターを建設する計画を発表しており、ナイジェリアでの開発の可能性も示唆しています。
2023年、アフリカのインフラ・プライベート・エクイティ企業であるAfrican Infrastructure Investment Managers(AIIM)はN+Oneに9,000万ドルを投資し、同社の拡張計画を可能にしました。
オラクルは2022年、南アフリカのヨハネスブルグにアフリカ初のクラウドリージョンを開設しました。2024年2月には、ケニアのナイロビにリージョンを計画していると発表しました。モロッコのクラウドリージョンは、OCIの今後の拠点予定にはまだ掲載されていません。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。