COVID-19の影響で企業がコロケーションに注目

不動産開発業者Bulk Infrastructure社は、S&P Globalの451 Researchと共同で、Market Intelligence Business Impact Brief(市場情報ビジネスインパクト概要)「Transition to Versatile Digital Infrastructure Is Key for Success(多彩なデジタルインフラへの移行が成功の鍵)」を発表しました。このレポートの主な調査結果は、より多くの企業がサードパーティのデータセンターソリューションプロバイダを利用している、または利用しようとしており、その決定にはCOVID-19が影響しているということです。

最近の451 Researchの調査データによると、インフラの俊敏性を追求するために、19%の企業がサードパーティのデータセンタープロバイダーから容量をリースしていることがわかりました。このレポートによると、コロケーションは、企業が所有するデータセンター資産や小規模なサーバールームを補完するものであり、企業のIT資産の重要な部分を占めています。

「企業のニーズは変化しており、そのニーズを満たすソリューションとして、コロケーションが注目されています」と、Bulkのデータセンター担当バイスプレジデント、ロブ・エルダーは述べています。「クリティカルなワークロード、デジタルトランスフォーメーション、クラウドへの移行、リモートワークの必要性から、能力とサポートの面で信頼できるデジタルインフラパートナーを求める企業が増えており、Bulkはこれらすべてを持続的に提供しています」と述べています。

今回の調査によると企業は在宅勤務の拡大に伴い、不動産全体の削減を検討し始めています。このような従来型のオフィスからの移行に伴い、増加するコンピューティング・ワークロードの行き先について疑問が生じています。その答えの一つが、サードパーティのデータセンターへのコロケーションです。今後2年間で、多くの企業が、クラウドコロケーション、マネージドインフラのいずれかの形態を選択することになるでしょう。

自社データセンターを保有している企業でも、コロケーションを利用することで、ディザスタリカバリ、信頼性の向上、接続性、クラウドプラットフォームとの相互接続、電子商取引、データ交換、財務機能、インターネットピアリングなどの付加サービスを受けることができます。デジタルトランスフォーメーションは共通の優先事項ですが、IT組織内のスタッフやスキルセットは課題となっています。コロケーションパートナーは、移行をスムーズに行うための設計・計画をサポートします。

Digital Infra Network ( Mark Venables 記者)より抄訳・転載

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