Africa Data Centresがナイジェリアのラゴスにデータセンターを開設
ケープタウンの施設でもDistributed Power Technologies社の太陽光発電を採用
Africa Data Centres(ADC)は、ナイジェリアのラゴスに10MWの新しいデータセンター施設を開設しました。
4月に発表されたこのLOS1の新施設は、ナイジェリアにおける当社初の施設です。このデータセンターは、6つのデータホールと6,000平方メートル(64,500平方フィート)のホワイトスペースで構成されています。
ADC社のCEOステファン・デュプロズは、「当社は、すでに当社の施設を利用しているハイパースケーラー、主要なクラウドオペレーター、多国籍企業からの大規模な要望に応えてこの施設を建設し、西アフリカに大規模なデジタル化をもたらす一翼を担うことに関心を示しています。当社は、フィンテックサービス、アプリ、ブロードバンド、クラウド技術など、いずれもデータ需要が急増していることを目の当たりにしています。」と述べています。
同社は現在ラゴスの他に、トーゴのロメ、南アフリカのサムランドとミッドランド、ケニアのナイロビにデータセンターを設置、または開発中です。今月初めには、ナイロビにさらに2つのデータセンターを建設し、ヨハネスブルグでのプレゼンスを拡大する計画を発表しました。9月には、今後2年間でアフリカ全土に10カ所のデータセンターを建設する5億ドル規模の計画を発表しています。
新しい施設だけでなく、ADCは持続可能性にも投資しています。同社と同様に新たに設立されたCassava Technologies社の子会社であるエネルギー企業Distributed Power Technologies(DPT)社は、南アフリカにあるADCのデータセンターに再生可能エネルギーとストレージのソリューションを提供することになりました。
このパートナーシップでは、ADCのケープタウンの施設の10MW以上のエネルギーを満たすために、再生可能エネルギー発電設備の導入に焦点を当てます。
「当社の既存のデータセンターは、カーボンニュートラルへの取り組みの一環として、グリーンテクノロジーの導入を加速するためにアップグレードされています。」ADCのステファン・デュプロズはこう述べています。「当社のすべてのデータセンターを持続可能なものにすることで、より高い効率性と環境への配慮を実現したいと考えています。」
DPTはADCのために、ケニアのナイロビにある1.1MWの施設ですでに太陽光発電システムを運用しており、南アフリカのヨハネスブルグにあるミッドランド・キャンパスでは、1.2MWの屋上設置を完了させています。
「私たちはアフリカ独自のエネルギーニーズに対応し、アフリカのデジタルトランスフォーメーションをサポートするために構築を続けています。当社は、データセンターの電力ニーズを理解しており、エネルギー回復力を向上させるために、ハイブリッドソリューションとしてデータセンターソリューションを設計しました」とDPTのCEOノーマン・モヨは述べています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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