AirTrunkがシドニーデータセンターの第3フェーズを完成

日本のTOK2施設をトップアウト

オーストラリアのAirTrunkは、シドニー北部にあるSYD2データセンターキャンパスの第3フェーズ工事を完了しました。

同事業者は、120MW超のキャンパスに30MWの容量を追加することに成功したと述べました。この拡張工事は2023年6月に着工し、昨年11月に上棟しました。

SYD2キャンパスは4ヘクタールの敷地に、28,000平方メートル(312,000平方フィート)に及ぶ24のデータホールを備え、PUEは1.15です。

同キャンパスは、2019年11月の計画発表からわずか16か月後の2021年3月に初めて稼働を開始しました。

今年2月に提出された申請書では、オーストラリアの事業者が第3フェーズでキャンパスにもう1つ施設を追加することが示唆されていました。同社は、まだデータセンター開発を確認していません。

同社はまた、2022年7月に完成したオーストラリアの都市にSYD1キャンパスと、最終的に9つのフェーズで320MWを提供する開発中の第3のキャンパスを有しています。

AirTrunk、西東京データセンターTOK2を竣工

日本では、AirTrunkが西東京データセンターの第2フェーズTOK2を竣工したと発表しました。

同社はLinkedInの投稿で、TOK2はTOK1と大阪の別の施設に続き、日本最大級のデータセンターになる見込みだと述べました。

事業者は2月に、第2フェーズ工事に着工し、今年5月に開始された第1フェーズでは、30MWの容量が稼動しました。

110MWのキャンパスの計画は、2022年5月に初めて共有されました。

4.6ヘクタールの敷地に建設されるTOK2は、グリーンローンで資金調達を行っています。

APACに特化した事業者AirTrunkは、オーストラリアでハイパースケールデータセンターを開発する計画で2016年に設立されました。同社は2017年に、シドニーに最初の施設を開設し、その後、オーストラリア、香港、日本、マレーシア、シンガポールでキャンパスを運営・開発し、地域全体に拡大しています。

Blackstoneは、オーストラリアの事業者の買収競争に勝ち、200億豪ドル (135億米ドル) を支払うと報じられていますが、両社はまだ正式に発表していません。

現在、AirTrunkの株式の過半数を保有するMacquarie Groupと、PSP Investmentsは最終的な取引に向けてBlackstoneと協議を進めています。AirTrunkが売りに出されているという報道は、今年1月に初めて浮上しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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