Amazonが13億ドルを投じてイタリアでのデータセンター事業を拡大へ

投資期間は今後5年間

Amazon Web Services(AWS)は、イタリアでのデータセンター事業拡大に12億ユーロ(約13億円)の投資を計画しています。

この投資は今後5年間にわたり、ミラノにおけるAWSのデータセンター事業の拡大に充てられると、ロイターは報じています。

AWSによると、11月7日に発表された13億ドルの投資により、建設、設備メンテナンス、エンジニアリング、電気通信、地域経済全体の雇用など、データセンターのサプライチェーン全体で2029年まで、最大5,500人の雇用が創出されるとのことです。

同社のイタリアへの投資をめぐる議論は、少なくとも5月以来続いており、同社は、ミラノの拠点を拡張するか、ローマに新たな拠点を建設することを検討しています。

地元紙のIl Sole 24 Oreによると、同社は、既存の地域を拡大することを選択し、ロンバルディア州に新たな施設を建設する予定だとのことです。また、Mattei計画の一環として、アフリカのAIプロジェクトに提供する計算能力の拠点として、イタリアを利用する可能性もあると報じています。

同社は2020年に、イタリアで初めてクラウドリージョンを立ち上げ、2029年までに20億ユーロ(22億ドル)を投資すると約束しました。

同社は、他のヨーロッパ諸国でも大規模な投資を行っており、今年スペインで、157億ユーロ(170億ドル)のデータセンター投資を発表し、10年間で25億ユーロ(27億2,000万ドル)を投資することを約束しました。

同社はまた、2050年までにドイツに78億ユーロ(84.8億ドル)を投資し、欧州Sovereign Cloudに投資することを計画しています。

マイクロソフトは10月、イタリアにおけるクラウドとAIデータセンターの、インフラ拡充に43億ユーロ(約47億5000万円)の投資をコミットしました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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