
バーレーン国立銀行がデータセンターを開設
18か月のプロジェクトが完了
バーレーン国立銀行(NBB)が、新しいデータセンターを開設しました。
この施設は、バーレーン中央銀行の支援を受けて、銀行のインフラを変革するための18か月の取り組みの結果です。
このデータセンターは、Uptime Instituteによって認定されたTier III設計であり、バーレーンのマナーマにあるNBB本部の6階にあります。
このプロジェクトでは、レガシーシステムの近代化が行われ、8段階に分けた移行作業を通じて完了しました。
NBBグループのUsman Ahmed最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。 「新しいデータセンターは、長期的なレジリエンス(回復力)を実現するインフラへのNBBの継続的な投資を象徴しています。」
「この規模の変革を実現するには、複数のフェーズにわたるチームの連携した実行が不可欠でした。お客様にとって摩擦のない安定した体験を提供するというコミットメントのもと、この大規模プロジェクトのあらゆる側面が進められました。NBBのチームとパートナーが共に築き上げた成果を、私たちは非常に誇りに思っています。」
NBBによると、このデータセンターはESG目標を達成するのに役立ち、「エネルギー最適化技術」をコアインフラに直接組み込んでいますが、詳細は明らかにされていません。
NBBは、バーレーンでTier III認証のデータセンターを運営する唯一の銀行であると公表しています。
NBBは以前、2021年に主要なIT業務をBatelcoのデータセンターへ移行しました。DCDは、NBBが現在もBatelcoの顧客であるのか、あるいは今回新たに開設されたデータセンターがBatelco施設からの撤退を意味するのかを確認するため、問い合わせを行っています。
DataCenterMapによると、バーレーンにはマナーマ、アスカル、サール、ザラクの4か所に7つのデータセンターがあります。オペレーターはBatelco、Electronia、Amazon Web Servicesが含まれます。STCグループの子会社であるSTC BahrainとCenter3も、同国でデータセンターパークを開発しています。
Beyon Groupとオラクルは今年初め、バーレーンでソブリンクラウドソリューションを開発する契約を結びました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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