NextDCが豪パースに初のマイクロデータセンターを開設
NextDCは一昨日(8/19)、 豪パースの中央ビジネス地区(CBD)に新しいマイクロデータセンターを開設しました 。サイトは昨年の前半に建設計画が発表されたP2 ハイパースケールデータセンター の隣接区画に建設されました。
NextDCとしての初の エッジデータセンター であるP2マイクロサイトはプレハブ製の施設で、本来は相互接続サービスを提供するための施設ですが、メインのハイパースケールサイトが構築されるまでの間はスタンドアロンサイトとして稼働します。
エッジ機能を持つ ハイパースケールサイト
「NextDCのこの新しい施設の追加により、パートナーは18か月後の新サイトの完成を待たずに、今すぐにサービスを開始できます。」と、NextDCはブログでコメントしています。「加えて、P2メインサイトの構築プロジェクトについても集中して行っていきます。」
P2は最終的に20MWまで拡張でき、2020年にまず1MWをオンラインにする予定です。NextDCによると、マイクロサイトはUptime Instituteの Tier III 基準に準拠して構築されているようです。また同施設は、NextDCの エコシステム や、パースのCBDから13km北東に位置する既存のP1データセンターとの相互接続ポイントや通信室( TR )として機能します。
現在P2マイクロサイトで運用中の顧客は、20MW P2データセンターの開設時には、そこからサービスを提供できるようになります。
そのため、P2マイクロサイトには将来の接続を見据えた通信設備・ラックが事前に設置されており、適切な光ファイバー通信設備も引かれています。 AWS Direct Connect やMicrosoft Azureなどの パブリッククラウド サービスへのリンクに加えて、 メトロコネクト や、国内あるいは海外への接続もサポートします。
少なくとも既に1社の顧客がこのアイデアを利用しています。NextDCによると、Superloop社がP2マイクロサイトの最初の顧客であるとの事です。Superloopは、P2サイトから直接インディゴ 海底ケーブルへの接続を提供しています。
2018年後半にローンチされた インディゴ 海底ケーブル は、ジャカルタ経由でシンガポール~パース間を接続するIndigo Westと、パース~シドニー間を接続するIndigo Centralの2つの異なるケーブルプロジェクトで構成されています。
NextDCの最高執行責任者であるサイモン・クーパー氏は、次のように述べています。 「この新しいP2マイクロサイトは、パースにとって刺激的かつ革新的なインフラ施設です。パートナーは既にコロケーション利用を契約し、サービスを提供を始めています。将来的にP2はパースにおけるIT、クラウド、ネットワーク接続の中心的なインフラ基盤となるでしょう。P2マイクロサイトは素晴らしいスタートを切っています。」
Data Center Dynamics
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