ノルウェーのGreen Mountainがオスロキャンパスに10MWのデータセンターを建設

施設の半分を国際的なテクノロジー企業に賃貸

Green Mountain は、ノルウェーのオスロ郊外にあるデータセンターキャンパスに新しいビルを建設すると発表しました。

同社は今週、Enebakkキャンパスに3階建て、9,600平方メートル(103,335平方フィート)のビルを建設する認可を得たと発表しました。

この10MWの発電施設は、2024年9月の完成を目指して間もなく着工予定です。

「現在、私たちのサービスには大きな需要があり、ますます多くの海外のお客様がデータセンターのニーズをノルウェーや北欧に求めていることを嬉しく思っています」とGreen MountainのCEOであるSvein Atle Hagaseth氏は述べています。

ある国際的なテクノロジー企業は、この新しいデータセンターの5MW近くの容量を予約しています。Green Mountainはこの顧客の名前を挙げませんでしたが新しい顧客であると述べています。

Hagaseth 氏は、この顧客は「ほとんどのノルウェー人が慣れ親しみ、仕事でもレジャーでも頼りにしているサービスを提供している」と述べました。

OSL1-Enebakkキャンパス(以前はDC3-オスロとして知られていた)は、フル稼働時には75,000平方メートル(807,300平方フィート)で93MWに達する可能性があります。敷地内には他にシングルテナントの4MWビルが2棟あり、1棟目は2020年開始、続いて2棟目は2021年開始しています。

Green Mountainは2023年4月に3つ目の10MWのシングルテナント施設の建設に着手しました。2階建て、5,800平方メートルのこの新しいビルは、「国際的なクラウドプロバイダー」専用の既存の2つのビルを拡張したものです。

2022年12月、同社は同キャンパスに13.5MWのマルチテナント新棟を完成させました。10,000平方メートルの3階建てコロケーション施設は、2021年後半に初めて発表されました。

Green Mountainは2009年に設立されました。イスラエルの不動産会社Azrieli Groupが2021年にノルウェーの不動産会社Smedvigから8億5000万ドルで買収しました。

同社は現在、ノルウェー全土でオスロ、リューカン、レンネソイの3カ所で事業を展開しています。さらにGismarvik、Kalberg、Undheim、そしてTikTokと90MWのホスティング契約を結んだHønefossにもキャンパスが計画されています。

同社は主にノルウェーで事業を展開していますが、昨年にはロンドン郊外のロムフォードにデータセンターを取得し、最近ではドイツのフランクフルト郊外に新キャンパスを建設する計画を発表しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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