シンガポールのSTT Defu 3データセンターが稼動開始

ST Telemedia Global Data Centres（STT GDC）のシンガポールにおける最新データセンター施設「STT Defu 3」が稼動を開始しました。

STT Defu 3は、同社の旗艦施設であるDefuデータセンター・キャンパスの最新施設で、キャンパス内のシームレスな接続性、集中監視、キャンパス内のアクセスしやすい経路などの利点を最大限に活かすよう建設されています。データホールのファンウォールは、冷却の柔軟性と効率を大幅に向上させる特徴的な機能であると、同社はLinkedInの投稿で述べています。また、このハイパースケールデータセンターは、BCA-IMDA Green Mark PlatinumとLEED v4という最高の持続可能性ベンチマークを満たすように設計されています。STTは最近、2030年までにデータセンターの運用をカーボンニュートラルにすることを宣言しています。

データセンターの仕様

この発表は、STT GDCが、シンガポールでの最新のデータセンターかつ、同グループにとって8番目のデータセンターとなるSTT Defu 3の建設を発表してからおよそ16カ月後のことです。Defu Avenue 1にある7階建ての施設は、総床面積（GFA）が156,000平方フィート（14,500平方メートル）以上になる予定です。STT Defu 3の追加により、STT Defuキャンパスは中央監視およびセキュリティシステムで運用され、STT Defu 3とキャンパス内の他の2つのデータセンターを結ぶ重要なローカル光ファイバ接続が提供されます。この光ファイバ経路のメッシュにより、STTのお客様は異なる建物間でプライベートな光ファイバリンクを確立することができます。STT Defu 3はまた、キャンパス内に既に存在する通信事業者へのアクセスも可能になります。

また、STT Defu 3は、事業継続性とセキュリティに関する最も厳しい世界標準に準拠して構築されます。この新しい Tier 3データセンター施設は、電力、ストレージ、コンピューティング、ネットワーク容量の面で高いレベルの冗長性を備え、不測の事態が発生した場合でも円滑な運用ができるようにします。また、TVRA（Threat Vulnerability Risk Assessment）を最高レベルで満たし、最も安全な運用環境を提供します。

W.Media ( Venkatesh Ganesh  )より抄訳・転載