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ダブリン、DCの成長倍増を支える1GW変電所を設置

データセンター の成長ペースに対応できるように、アイルランドは首都ダブリンに1ギガワットの新たな変電所を設置しました。

データセンター開発が全体的に需要を促進し、成長が予測されるため、Hitachi ABB Power Gridsはキャッスルバゴットにあるダブリン「デジタルビジネスハブ」の近隣で進む変電所建設を加速させ、通常2年半の工期を1年半に短縮したと報じています。

Dublin’ up(倍増)

アイルランドの国有電力会社Electricity Supply Board(ESB)がこのガス絶縁開閉装置を備えた220キロボルトの変電所を含むプロジェクトを受託しました。この設備には電源管理と装置の状況監視をサポートする保護制御用 SCADA (supervisory control and data acquisition)システムが導入されます。

Hitachi ABBによると、ガス絶縁開閉装置は変電所の設置面積を最小限に抑え、空気絶縁開閉装置と比較してスペースを70%も節約したとしています。ガス絶縁開閉装置の初期費用は非常に高額ではあるが、設置費用とメンテナンスの面で設備の寿命である30年間のコスト削減が可能です。また、アークフラッシュの可能性がはるかに低く、安全性が向上します。

2017年当時から、ダブリンのデータセンター市場の急速な成長は、データセンター計画申請書の提出数をもとにすると、需要が短期間で2倍以上になると予想され 、ESBが組織への「重要なリスク」として強調していました。

事実ダブリンは、ヨーロッパの主要なデータセンターハブの1つになっていますが、その理由のひとつは米国の多国籍企業がEUの本部をアイルランドに置いたことにあります。過去1年間、データセンターの成長は、Slack、Microsoft Teams、Zoom他のリモートコラボレーションツールが支える在宅勤務の増加によっても促進されてきました。

長期的には、ソーシャルメディアの絶え間ない人気もまた、主要なデータセンターキャンパスの開発を後押ししています。ソーシャルメディア大手のTikTokが米国政府から米国事業を中国から切り離すよう圧力を受けていた2020年8月に、同社の成長をサポートするため、アイルランドに4億2,000万ユーロのデータセンターを建設する計画を発表しました

Hitachi ABB Power Gridsは、日立がABBのパワーグリッド事業を約64億ドルで買収し、2018年12月に設立されました。この買収は、日立が原子力発電事業からより広い電力ネットワーク市場にシフトした動きの一環で行われました。

世界中のデータセンター業界の急速な成長をサポートするための変電所の設置に加えて、電力市場での競争の激化により、最近ではドイツとノルウェーのNordLinkプロジェクト(注:ノルウェーとドイツ間の海中1,400メガワットHVDC電源ケーブル)のように異なる市場間を繋ぐリンクや相互コネクタの設置が見られます。

Data Center Dynamics

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