Vertiv、Liebert DMエッジ冷却ユニットをアジア地域で発売
Vertivが、エッジアプリケーションや小型コンピュータルーム向けの冷却ユニットをアジア地域でローンチしました。
Liebert DMは、7kWから27kWの熱量に対応します。製品は現在、東南アジア、オーストラリア、ニュージーランドで販売されています。
この床置き型のユニットは、インテリジェントなアルゴリズムを用いて温度と湿度を制御し、例えば銀行、医療、政府、運輸、エネルギー分野などの小規模なIT機器室やエッジインフラに設置されたIT機器の過熱やダウンタイムを防ぎます。
顕熱比(SHR)が0.9以上であることは、負荷の90%が湿度ではなく温度の低減に使われることを意味します。これはオフィス用のエアコンとは異なり、IT環境の冷却に適している製品であるとVertivは説明しています。
製品は自動運転され、遠隔管理が可能で、グラフィックディスプレイ付きの分かりやすいタッチスクリーン制御を採用しています。製品は、工業や製造業系のバッテリールームやコントロールルームにも使用できると言います。
製品は、4台のユニットを接続し、ローテーションで動作するようプログラムを組むことで、より高い信頼性を得ることができます。また例えば、4台のLiebert DMシステムをスケジュールされたサイクルで動作させ、負荷を分散させて効率を高めることもできます。もちろんシステムのセンサーが障害を検知すると、アラームが作動してすぐに対処することができます。(電子メールやSMSでの通知も可能)
「今日のビジネスの多くは、日々の業務におけるデジタルアプリケーションを実現するために、高度なITプロセッサに依存している。これらのデリケートなコンポーネントで障害が発生すると、潜在的な故障や障害につながり、悲惨な結果を招く可能性がある。そのため、このような用途では、IT機器を最適に動作させるために、快適な冷却ではなく精密な冷却を使用することが推奨される」と、Vertivアジア&インドのエッジ・サーマル・ソリューション部門ディレクターのプリータム・シャーは述べています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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