Stackが英国の女子学生を対象とした大学奨学金制度を開始

同社の教育ポートフォリオに

Stack Infrastructureは、英国の大学の女子学生を対象とした奨学金制度を開始しました。

この奨学金は、STEM(科学、技術、工学、数学)分野の研究をしようとしている社会経済的背景の低い女子学生を対象としています。

IPI傘下の同社は、2024-2025年度から、選抜された学生の学費と、生活費を含む学業全般の資金を提供すると発表しました。

奨学生はまた、メンターシップや、インターンシップの機会、データセンター業界のイベントへの参加も提供される予定です。

このプログラムは、EdtechプラットフォームのBlackbullionとの提携によるもので、大学教育を受ける資金がなかったかもしれない次世代の多様な業界リーダーの育成に貢献します、と同社は述べています。

「Stackの奨学金プログラムは、画期的な取り組みであり、EMEA全域で拡大する有意義でインパクトのある教育プログラムの、リストに加えられることを誇りに思います」と、Stack EMEAのJohn Eland最高経営責任者(CEO)は、述べました。

さらに同氏は、「データセンターは、デジタル・イノベーションのバックボーンであり、データセンター業界は様々なバックグラウンドを持つ意欲的な人材や、活気に満ちたダイナミックなキャリアの機会を提供すると確信しています。当社の奨学金プログラムは、社会的流動性、多様性、そしてデータセンター業界における代表性の推進に対する、我々の揺るぎないコミットメントを強化するものです」と、付け加えました。

Stackは現在、ミラノの高校生と大学生を対象に、教育プログラムを提供しており、チューリッヒのgo tec! student STEM laboratoryと提携し、若者がSTEM科目を学べる実験スペースを提供しています。また2022年には、データセンター分野で女性の才能を惹きつけるため、EMEA地域でTech4Womenチャレンジのスポンサーも務めました。

同社は現在、イタリアのミラノでデータセンターキャンパスを運営していますが、英国には施設がありません。

不動産サービス会社のJLLは今年初め、次世代のデータセンター事業者のための研修制度を創設しました。

Stackのデータセンターポートフォリオには、建設済みまたは開発中の4GWと、さらに2.5GWの拡張計画および拡張の可能性があります。同社は、スウェーデンのストックホルム、スイスのチューリッヒ、日本の大阪、オーストラリアのキャンベラ、韓国のソウルなど、24の市場に拠点を展開しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Caféが日本向けに抄訳したものです。

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