Foxconnが所有する大阪の液晶パネル製造拠点、データセンターに軸足を移す

シャープ子会社がサイトを閉鎖、データセンターの詳細は不明

大阪の液晶パネル製造拠点が閉鎖され、データセンターに転換される模様です。

Focus Taiwanなどの地元メディアの報道によると、FoxconnのYoung Liu会長は、大阪の堺地区にある堺ディスプレイプロダクト社(SDP)の敷地をAIデータセンターにすると述べています。

この再開発プロジェクトの仕様とスケジュールについては明らかにされていません。

Foxconn(Hon Hai Precision Industry Co.としても知られる)は、SDPとその親会社であるシャープに出資しています。

Liu 会長は、先ごろシャープが開催した投資家向け会議において、このピボット事業はシャープの資産を有効活用するものであると述べていました。

この工場は2007年11月に建設が開始されました。127万平方メートル(1,360万平方フィート)のこの工場はシャープによって2009年に運営開始さ れましたが、液晶パネルの価格競争が激化する中、SDP部門とシャープ全体が赤字に直面していました。堺工場閉鎖の噂は3月に浮上していました。

Bloombergによると、シャープは9月までにテレビ用パネル工場から撤退すると伝えています。かつては世界最大の液晶ディスプレイ工場でありましたが、買い手やパートナーを確保できなかったためです。シャープは、半導体製造のためにこのスペースを使用する意欲のある企業を探していました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Caféが日本向けに抄訳したものです。

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