KDDI、震災復興支援にStarlinkサービスを展開

KDDIは、スペースXの子会社であるStarlink(スターリンク)と協力し、先日の地震で被災した能登半島のインターネットサービスの復旧に取り組んでいます。

1月1日、能登半島でマグニチュード7.6を記録する大規模な地震が発生しました。これまでに161人の命を奪ったこの地震は、家屋を倒壊させ、大規模な火災を引き起こしました。いまもなお100人以上が行方不明の状態となっています。

KDDIは、自衛隊や電力会社、自治体などの救援・復旧活動を支援するため、スターリンクのサービスを無償提供すると発表しました。

KDDIはXに次のようにポストしました。「スペースXとKDDI 能登半島の避難所にStarlink 350台を無償提供:
令和6年能登半島地震に伴う被災地支援として、石川県と総務省の要請と協力に基づき、避難所へ衛星ブロードバンド Starlinkを無償提供いたします。
フリーWi-Fiとしてau契約者以外もご利用いただけます。本日1/7 石川県県庁舎へ搬入しました。今後も災害支援を実施していきます」

KDDIは昨年、スターリンクと契約を結び、スターリンクの低軌道衛星とKDDIの全国無線周波数帯を活用した衛星-携帯電話サービスを全国で提供しています。

この提携により、KDDIは離島や山間部にセルラー4Gおよび5G接続を提供することができるようになると、当時明らかにされました。

この契約の一環として、両社は今年中にSMSのテキストサービスを開始し、最終的には音声とデータのサービスを提供することを予定しています。

これに先立ち、KDDIは2022年12月、スターリンクの衛星インターネット・ブロードバンド・サービスによる初の携帯基地局を開設しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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