NEC、ドイツのウルム大学にHPCを導入

NECは、ドイツのウルム大学にHPCスーパーコンピュータを導入しました。

このシステム、JUSTUS 2のピークパフォーマンスは2ペタフロップス、コストは約440万ユーロ(4.98百万ドル)程度と考えられています。

先週3月6日に、現地のバーデンヴュルテンベルク州、大学、およびNECからの代表者らが出席する式典で、このスーパーコンピュータの導入完了が正式に発表されました。

JUSTUS 2は、前システムが行っていた化学と物理に関するリスクについて引き続き支援を行いますが、より少ない電力で同じタスクを実行できるとしています。

地元の政治家であるウルリッヒ・スタインバッハ氏は次のように述べています。「JUSTUS 2は、複雑なデータ分析だけでなく、化学や量子科学など、分子および原子レベルでの非常に複雑なコンピュータシミュレーションを可能にする。そして、前システムよりも著しく高いエネルギー効率を備えている。」

「この新しいHPCスーパーコンピュータは、バーデンヴュルテンベルク州全域の研究者が利用できるようになり(特にバッテリー研究に関して)、これは私たちの科学・ビジネス拠点の将来に対する非常に賢明な投資である。」

JUSTUS 2は33,696個のCPUコアで構成され、およそ15,000台の一般的なノートPCに匹敵する処理能力を備え、JUSTUS 1の5倍の容量を持ちます。また、システムは、その前モデルの3倍の電力効率を誇るとも言われています。

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JUSTUS

大学のマイケルウェーバー教授は、次のように述べています。「特にウルムのような科学技術指向の大学では、高性能コンピューティングが不可欠だ。」

「したがい、JUSTUS 2は、私たちの戦略的開発分野および更なる将来に向けた重要な投資である。」

以前のシステムも2014年にNECにより導入されました。その当時のプラットフォームは、Intel製ハードウェアで構成されるNEC独自のサーバを使用していました。

「JUSTUS」システムとは、ドイツの化学者であるJustus von Liebig氏に敬意を表し命名されたもので、科学者らがコンピュータシミュレーションにより、複雑な化学プロセスをシミュレートできるようにすることを目的としています。

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このシステムでは、エネルギー貯蔵やエネルギー変換の背後にあるプロセスに加え、分子力学、触媒プロセス、医薬品の薬効に関する研究が行われる予定です。

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