NTT、RagingWire、e-shelter、NetMagicなどのブランドを統一
NTTは、米RagingWire、欧州のe-Shelter、東南アジアのNetMagicなどの各地域データセンター及びサービス子会社を、単一のNTTブランド企業としてリブランディングを行います。
情報筋によると、近年のNTTによる買収以来それぞれ独自のブランドで運営されていた企業は、今後ロンドンに本社を置く単一の事業体になるようです。このRagingWire、e-shelter、NetMagicのブランド変更についてはData Center Frontierで報告されました。
これですべて一緒に
NTTの子会社であるNTTコミュニケーションズは、2012年にインドを拠点とするNetMagicと英国を拠点とするGyronを、2015年に欧州のe-shelterを買収し、着実にデータセンター事業を拡大してきました。2014年には米RagingWireの80%株式を取得し、2018年に買収を完了しました。また、マレーシアなどでデータセンター事業を展開しています。 NTTコミュニケーションズは現在約145のデータセンターを保有し、110億ドル(約1.2兆円)の収益を上げています。
2015年に、NTT Comの代表取締役社長の庄司哲也氏はDCDに対し、このセクターにおいて大きな計画を立てている、と語っていました。「弊社はここ数年土地や不動産を探してきました。データセンター市場は我々にとって良い環境です。」 「しかし、それを見つける事が困難だったので、データセンター施設を既に所有している企業を買収する方が早いと判断しました。」
そして昨年2018年、NTTは データセンターの建設や資産管理、企業向けの コロケーション サービスにフォーカスした子会社としてNTT Global Data Centers Preparatory Corporation(NTTグローバルデータセンター準備株式会社) を設立しました。同社はすでに欧州地域のすべての所有施設を詳細に記載したホームページを公開していますが、e-shelterやGyronブランドの記載はありません。
2018年のインタビューで、RagingWireの最高経営責任者(CEO)Doug Adams氏はDCD にこう説明していました。「NTTはすでにその子会社との間で共通のマーケティング活動を行い、そして各子会社CEOとの定期的な打合せを行っています。サービス名称は全てNexCenterブランドを使用しており、実際に不動産投資信託(REIT)が提供するものよりも高い標準化の尺度を提供し、また地域ごとにサービスのバリエーションを持たせることができるのです。」
「我々はサイトごとに異なる発電機を使用していますが、SLAは同じものを提供しています。我々はAPIの共通セットを持っています。」と彼は言います。「NTTは巨大な非REITのオプションであり、REITが対処しなければならない問題に制限されません。」
Data Center Dynamics
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