楽天シンフォニー、Open RAN Edgeの導入目標の概要を発表
楽天シンフォニーは、分散型エッジ製品「Symware Open RAN」の導入を開始した発表しました。
同社は、日本国内の楽天のモバイルネットワークに3万台を配備する計画であることを明らかにしました。楽天は今後10か月間で、新たに5Gを1万3000か所以上、4Gの楽天モバイルを1万か所以上とし、2万3000か所に同製品を導入する目標を掲げています。
Symwareを使用することで、事業者は「データセンター導入の簡素化と電力効率の向上」により、データセンターと関連する運用コストを50%近く削減できる見込みであると述べています。
楽天シンフォニーは昨年、基地局の近代化に向けて、インテル、ジュニパーネットワークスとともにSymwareを開発しました。これはプロジェクトの第一段階であり、次世代分散ユニット(NGDU)の構築が行われました。このデバイスは、ゼロタッチプロビジョニング、マルチRATサポート(無線アクセス技術)、IP65 Ruggedized DUを特徴とし、大規模に展開された基地局をサポートします。
楽天シンフォニー最高経営責任者のTareq Amin氏は次のように述べています。「ソフトウェアベースのネットワークと完全なSymworld運用プラットフォームに支えられた革新的なハードウェア設計は、楽天モバイルと世界中の通信事業者に変革をもたらすでしょう」
同社のSymwareデバイスは、Intel Xeon Dプロセッサで動作し、高密度コンピューティングとともに、AI、セキュリティアドバンスドI/O、イーサネットを搭載しています。
このデバイスはサービスとして販売され、標準モデルはハードウェアコンポーネントのライフサイクル管理で構成され、ソフトウェアや運用のカスタマイズが可能となっています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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