理研の富岳がCovid-19 HPCコンソーシアムに参加

理化学研究所は、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)パンデミックとの闘いへの支援として、スーパーコンピューティング能力を使った国際的な取り組みのCovid-19 High Performance Computing Consortiumに参加しました。

理研は今週、ピークパフォーマンス415.53ペタフロップスを叩き出し、世界で最も強力なスーパーコンピュータとなった富岳を運用しています。

いかなるフロップスも役立つ

富岳は現在、文部科学省(MEXT)が推進するプログラムのもと、Covid-19の研究に使用されています。

理化学研究所計算科学研究センターは、コンソーシアムの一員として文部科学省と協力し、世界中の研究者に計算及びデータリソースを提供し、米国や日本だけでなくコンソーシアムの一部である他の国々と実施された研究結果を共有します。

このコンソーシアムは、当初IBM、米国エネルギー省、ホワイトハウスらによって3月に設立されましたが、その後すぐに、大手クラウド事業者、56を超える研究団体らが参加し、今では数百ペタフロップスの計算能力を持つまでに成長しました。

富岳を除くと、コンソーシアムは現在、500万CPUコア及び50,000 GPUで485ペタフロップスのコンピューティング能力を持ちます。 その作業は、完全なワクチンを探索することから、治療法、ウイルス拡散のモデル化まで、あらゆる分野に及びます。

Data Center Dynamics

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