ソニーグループと三井物産、日本の首都高5G展開に向けた実証実験プロジェクトを開始

ソニーグループと三井物産は、ダイナミック周波数共用技術（DSA）技術を用いたローカル5Gネットワークの日本国内の首都高への展開に向けたに関する研究で協業しています。

両社によると、本プロジェクトは、有害な電波干渉問題を回避するための無線周波数の自動調整を実現するDSA技術をローカル5Gネットワークに適用する世界初の試みとなるそうです。その結果、日本におけるローカル5Gネットワークの協調利用を促進する上で、本取り組みが重要な役割を果たすことが期待されます。

本プロジェクトは、ローカル5Gの展開におけるネットワーク調整と限られた周波数帯の利用可能性という課題を解決することを目的としています。テストでは、都市部の高速道路で共存するローカル5Gネットワークをシミュレートし、周波数割り当てを自動化し、有害な電波干渉を防止する予定です。

この研究により、技術的な課題を特定し、システムの実用性を検証し、限られた周波数資源をより効率的に活用することを可能にします。ソニーと三井物産は、得られた知見を活用してDSA技術の商用利用を拡大し、パートナーとの協業により地域と民間の5Gネットワークの推進を目指します。

日本の通信事業者KDDIも今年1月、サムスン電子および富士通と協力し、O-RAN準拠の5G Open Virtual Radio Access Network（Open vRAN）サイトを大阪に展開した。その目的は、5Gサービスの普及により予想されるトラフィックの急増に対応できる、より迅速な展開と費用対効果の高いネットワーク技術への需要の高まりに対応することです。

W.Media ( Lanxin Zhang 記者）より抄訳・転載