Legrand、データセンター向け電源製品の拡充に向け企業2社を買収
Legrandは、データセンター向け製品の拡大を目指し企業2社を買収したと発表しました。
同社は今週、Davenham社およびVASS社を買収したことを発表しました。なお、買収条件は明らかにされていません。
Davenham社は、ハイパースケーラーを含むデータセンター向けの低電圧配電システム(保護、スイッチング、メータリング、エネルギー配電)を専門とする企業です。また、同社の事業には、製品のコミッショニングやアフターマーケット・サービスも含まれます。
ダブリンに本社を置く同社は350人の従業員を擁し、年間売上高は約1億2,000万ユーロ(1億2,880万ドル)で、主に欧州と米国で事業を展開しています。
一方VASS社は、主にデータセンター向けにバスバーを供給するオーストラリア系企業です。シドニー近郊のIngleburnを拠点とし、40人弱の従業員を抱えるVASS社の年間売上高は1,000万ユーロ(1,073万ドル)弱で、そのほとんどがオーストラリアとアジア太平洋地域です。
Legrand CEOのBenoît Coquart氏は次のように述べています。「 今回の買収により、当社の “ホワイト “スペース(サーバールーム)における製品ラインアップが、”グレー “スペース(テクニカルルーム)における確かなポジションによって大幅に補完されることになります」
Coquart氏によると、同社は過去5年間にデータセンター分野で10件の買収を行っており、うち5件は今年に入ってからのものだといいます。
「今年初めに発表された3件の投資(MSS、Enovation、Netrack)と合わせると、これらの買収は2億ユーロ(2億1460万ドル)以上の年間売上高に相当する」と同氏は補足しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Caféが日本向けに抄訳したものです。
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