Legrand、英国のUPSメーカーPower Control社を買収

今年に入り3社目の買収

フランスの産業機器メーカーである Legrand は、英国の無停電電源装置(UPS)プロバイダーPower Control の買収を発表しました。

1990年に設立され、イギリスのシェフィールドに拠点を置くPower Control社は、UPS製品のほか、産業用電源システム、発電機、バッテリーなどを、データセンターを含む多くの産業向けに提供しています。

両社は、この度の買収により、Power Control社とLegrand社は、今後数ヶ月間に起こりうる供給変動に対応し、適切なUPSやその他の基幹電源ソリューションを顧客が確保できるよう支援していくとしています。

Legrand UK & IrelandのCEOであるPascal Stutz氏は、次のように述べています。「我々は、クリティカル・パワーとUPSの垂直市場において、英国でのプレゼンスを向上させたいと考えている。Power Controlは英国で長年にわたり成功を収めており、当社の成長意欲を実現するための素晴らしい機会を与えてくれるでしょう」

「Power Control社の実績がそれを物語っている。UPS/水素燃料電池ソリューションに関しては、英国および他の地域で、このテクノロジーを拡大する方法を模索する大きな可能性があると考えている」

買収条件については明らかにされていません。尚、今年初めにLegrandは、英国の冷却装置メーカーUSystems社とフランスの電源装置メーカーVoltadis社を買収しています。

Power Control社の社長であるTom Nicholsonは次のように述べています。「Legrandグループの一員となることで、Legrandが持つ世界規模のノウハウを活用し、私たちのビジネスチャンスを広げる大きなチャンスと捉えている。データセンター、ヘルスケア、ビル管理など、ミッションクリティカルな電源の供給継続が重要な分野で、さまざまな新しいプロジェクトに取り組むことができるようになるだろう」

「大規模かつグローバルなグループの一員となることで、お客様のご要望にお応えするとともに、販売、施工、引渡しからアフターサービスに至るまで、お客様にさらなる安心感を提供し続けられることは間違いないでしょう」

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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