QTSがアリゾナ州フェニックスのエイボンデール地区に200エーカーの土地取得

TGV InvestmentsのHermosa Ranch Tech Campusを買収

米データセンター企業 QTS が、アリゾナ州フェニックスでさらに土地を取得しました。

BizJournalによると、マリコパ郡の不動産記録を引用し、Blackstone傘下の同社は7月、ウェストバレーの206エーカーの土地を2億4680万ドルで、TGV Investments LLCから全額現金で取得したとのことです。

Avondale BoulevardとLower Buckeye Roadの南西角に位置するこの土地は、エイボンデールにあるHermosa Ranch Technology Campus全体の、連邦政府指定のオポチュニティゾーンにあります。この土地は、計画中のプライムキャンパスのすぐ北に位置しています。

QTSはBusiness Journalに寄せた声明の中で、「拠点を拡大し、市場における顧客からの高まる需要に応えていく ために、より大きなフェニックス地域への投資を続けていくことを楽しみにしています」と述べています。

同社は、次のように述べました。「データセンターの設計、建設、運営には何千人もの熟練労働者が必要です。当社がフェニックスのような市場を選んだのは、高いスキルと意欲を持った労働力を確保するためです。」

TGVは2021年、長期計画中のHermosa Ranch Tech Campusの土地区画整理を初めて申請しました。市職員の懸念にもかかわらず、エイボンデール市議会はこの土地を区画整理し、5月に主要総合計画の修正を全会一致で承認しました。TGVは以前、同地に総面積130万平方フィート(120,775平方メートル)のデータセンターを許可するよう申請していました。

敷地内には現在、農業用地として酪農場があり、周辺には住宅地があります。この敷地は、その歴史を通じて大部分が牧場や農地として使用されてきました。

QTSは現在、フェニックスに85エーカー(約280MW)のキャンパス(1200 40th Street)と、288,000平方フィート(約26,755平方メートル)、32MWの敷地(120 East Van Buren Street)を所有しています。

同社は最近、フェニックスのグレンデール地区に750MWの巨大キャンパスを申請し、Camelback Roadの北、Cotton Lane沿いのLoop303の西に位置する375エーカーの敷地に、1棟約18万平方フィート(1万6,720平方メートル)のビル16棟、合計約300万平方フィート(27万8,710平方メートル)の開発を目指しています。

フェニックスはデータセンターの主要拠点で、特にメサ地区が有名です。EdgeCore、Meta、Novva、Apple、CyrusOne、NTT、Stack、Stream、Prime、Aligned、Iron Mountain、Vantage、Compass、QTS、EdgeConneX、Expedient、H5などの企業が進出しています。マイクロソフトは、この地域でクラウドリージョンを運営しています。Amazonはメサに、2つのキャンパスを計画しており、地主のPacific Provingもメサに大規模なキャンパスの開発を計画しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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