データセンターセキュリティ企業のA10ネットワークス、身売りを検討か

アプリケーション通信、ロードバランシングやDDoS対策などを専門とするA10ネットワークスは、会社を売却することを検討しているようです。ロイター通信が報じました。

A10ネットワークスの株価は4年前に公開されましたが、その後同社はF5 NetworksやCitrixといった大企業や、Radware社などの小規模ライバルとの大きな競争に直面し、公開当時の株価から60%以上も下落しています。

– A10 Networks

データセンターセキュリティマーケットでは、クラウドコンピューティングの普及に伴い企業統合が相次いでいます。結局実現しなかったものの、F5ネットワークスも2年前には身売りを検討していました。

ロイター通信によると、A10社の検討はまだ初期段階であり、売却を避ける可能性もあると指摘しています。このニュースが発表された直後、同社の株式は10%増の6.41ドルとなり、時価総額は5億ドルに達しました。

9月に終了した第3四半期決算では、A10社の売上高は前年同期比2.4%減の6050万ドルでしたが、純損失は昨年の225万ドルから180万ドルへと改善が見られました。

– Data Center Dynamics
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