ブルックフィールド、Switch社買収に関心
Brookfield Asset Management Inc.(ブルックフィールド・アセット・マネジメント)が、データセンター事業者のSwitch Inc.の買収を検討していると報じられています。
ブルームバーグは、ラスベガスに本社を置くSwitchが売却を検討している中、この資産管理会社が買い手候補の中に入っていると、「この件に詳しい人物」の言葉を引用して報じています。
同メディアによると、まだ最終的な決定はなされておらず、Brookfieldは取引の追求を拒否する可能性もまだ残されているとのことです。
3月にも、Switchが売却の可能性を探っているとの報道がありました。
Switchは、リノ、ラスベガス、グランドラピッズ、アトランタで大規模な「プライム」データセンター・キャンパスを運営しています。また、テキサス州にも大規模なデータセンターを建設中で、またそこではData Foundry社を4億2000万ドルで買収しています。
同社はエッジ事業も行っており、Dellと提携して全米のFedEx拠点にエッジデータセンターを構築しています。
昨年、Switchは、 Switchの Tier IVラスベガス施設の設計に基づくデータセンターをヨーロッパに展開する目的で作られたデータセンター合弁会社(Supernap International)の株式を売却しました。ミラノの施設は現在、Stack Infrastructureの一部となっています。
Switchは2017年、42億ドルの評価額で株式上場しました。現在の時価総額に基づくと、Switchの評価額は約75億ドルです。
ブルックフィールドは、50拠点以上のデータセンターの重要な既存ポートフォリオを保有し、Ascenty、DCI Data Centers、BAM Digital Realty、Evoqueを所有あるいは出資しています。
同社は以前、KKR & GIPに買収される前のCyrusOneや、Global Switchに興味を示していると報じられたことがあります。
もし取引が実現すれば、2021年に相次いだ大規模なデータセンター買収に続くことになります。QTS、CoreSite、CyrusOneはいずれも、それぞれBlackstone、American Tower、KKR/GIPに買収されました。(これらの総額は360億ドルに上る)
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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