Metaが世界一周海底ケーブル建設へ

3つの海を横断し、アメリカの片側と反対側を結ぶ

Metaが、大西洋、インド洋、太平洋を経由して、アメリカの片側からもう片側までを繋ぐ、新しい世界一周海底ケーブルの建設を計画していることが報じられています。

業界オブザーバーのRoderick Beckと、海底ケーブル起業家のSunil Tagareが執筆するブログ「Subseacables」は、この40,000kmのケーブルには20億ドルが投資されると見ています。

ケーブルには2つのルートが考えられます。Sunil Tagareは、その形状からWと名付けられたこのケーブルは、アメリカ東海岸からインドまで走り、南アフリカで1回停泊し、その後インドからアメリカ西海岸に向かい、オーストラリアのダーウィンでもう1回停泊すると見ています。

一方、Roderick Beckは、ケーブルがムンバイからシンガポールに分岐し、オーストラリアと日本に延びる可能性を示唆しました。また、西アフリカの海岸に向かう前に、リスボンに陸揚げされる可能性もあるとしています。

ケーブルの容量は320Tbpsと推定されています。

このケーブルは、紅海、南シナ海、エジプトなど、近年、海底ケーブルにとって問題となっているこれらの地域を完全に回避する可能性があります。

また、ケーブルはMetaが100%所有し、インドのJioの施設に陸揚げされると推測されています。

DCDはMetaに問い合わせましたが、回答は受け取っていません。

Metaは現在、Echo、Bifrost、Havhingsten、Amite、Anjanaなど、複数の海底ケーブルに関与しています。2Africaケーブルは現在一部運用中です。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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