Amazonがクラウドゲームサービス”Project Tempo”を計画

今年発表の予定だが、新型コロナウイルスの影響で2021年に延期されるかも知れない

Amazonは今年、クラウドゲームサービスの開始を予定していますが、新型コロナウイルス(Covid-19)の影響により、計画は来年まで延期される可能性もあるようです。

ニューヨークタイムズ紙は、「コードネーム:Project Tempo」は小売業者およびクラウド企業によるビデオゲームへの幅広い取り組みの一環になるだろうと報じています。 同社は来月、Crucible(SFシューティングゲーム)とNew Worldという独自のビデオゲームを公開し、そのタイトルをTwitchに統合します。Twitchとは、アマゾンが2015年に9億7000万ドルで買収した、他の人が視聴する為にゲーム映像をストリーミングするプラットフォームです。

ストリーミング

Amazonのクラウドゲームサービスは以前から長い間噂されていましたが、当初のプラットフォームとはほど遠いものになるようです。

OnLiveは、5つのコロケーションデータセンターからクラウドゲームを提供することを目的として2003年に開始しましたが、最終的には2015年に破産を宣言しました。同社の資産はソニーに買収され、ソニーは更に競合プラットフォームのGaikaiを3億8千万ドルで買収し、独自のクラウドゲームサービスPlayStation Nowを構築しました。

GPUメーカーのNvidiaがGeForce Nowを提供する一方で、フランスのクラウドゲームのスタートアップであるBladeは、Equinixデータセンターから Shadowサービスを提供しています。2018年には、ビデオゲーム会社のElectronic Artsが、独自のストリーミングプラットフォームであるProject Atlasを発表しました。

その他の大手クラウド事業者も独自のクラウドゲームサービスを構築しています。昨年末、Googleは「Stadia」を発表しましたが、コストが高く、ゲームの数も少ないため、成功は限定的なものとなっています。マイクロソフトは今年、xCloudのロールアウトを計画しています。そのサーバブレードには、1つのサーバインスタンスに8つのXbox One Sコンソールが含まれています。

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「クラウドゲームストリーミングには多面的で複雑な課題がある。」とxCloudを2018年に発表した際に、Microsoftのゲームクラウド部門コーポレートVPのKareem Choudhry氏は述べていました。

「他の形式のデジタルエンターテインメントとは異なり、ゲームはプレーヤーの入力に基づいて動的に変化するインタラクティブなエクスペリエンスを提供する。あらゆるデバイスで高品質のエクスペリエンスを提供するには、低遅延の映像ストリーミング など、さまざまな障害を考慮し、そして大規模なマルチユーザーネットワークをサポートする必要がある。」

Data Center Dynamics

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