ロシアの侵攻を受け、ウクライナ政府はデータをポーランドへ移転、フランスやエストニアなどと交渉中
ウクライナ政府は機密データを国外に移し、さらに多くの資料を海外に移すために他国と交渉しています。
ロシアの侵攻の初期に、国家はデータをより安全な西側に移し始めましたが、その後、データを海外に移した、とWall Street Journalは報じています。
この動きはすでに貴重なものとなっています。戦争の初期に、政府のデータセンターがロシアのミサイルによって損害を受けたと、ウクライナのデジタル変革担当副大臣、ジョージ・ドゥビンスキー氏はWSJに語っています。しかし、幸いなことに、データはすでに他国のクラウドに移されていました。
ウクライナは、一部の政府データをポーランドの未確認のプライベートクラウドに保存しています。同国は、エストニアやフランスなど、他の国とも同様の交渉を進めています。
議論の焦点は、巨大なデータベースやレジストリを保存する技術的な側面と、個人データの法的問題、そしてホスト国がサイバー攻撃に対する防御を支援するかどうかという国家的な懸念です。
一方、エストニアは海外に独自のデジタル政府を持ち、同様のロシアの攻撃に備えて、ルクセンブルグにバックアップを保存しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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