Dimension DataヨハネスブルグDCで冷却障害
NTTが支援するDDの新DCではなく、レガシー(旧式)データセンターで発生した事故
NTTの南アフリカ子会社であるDimension Data(DD)が所有するデータセンターで、9月6日(火)に冷却装置の障害が発生し、利用顧客に影響が及びました。
My Broadbandの報道によると、午前4時25分ごろに空調設備の故障が発生し、8時間以上サービスが中断されたとのことです。報道では、ラック列端のスイッチが過熱して故障し、新しいスイッチに交換されるまでサービスが停止した模様です。My Broadbandに掲載された写真によると、復旧までの間は、ポータブルエアコンが使用されていたようです。
Dimension Dataは、この障害の影響を受けた顧客は1社のみで、現場のエンジニアリングチームはサービスレベル・アグリーメント(SLA)の範囲内で障害を解決したとコメントしています。
新しい施設ではない
NTTは2010年からDimension Dataを所有しており、そして2019年にNTTはe-shelter、RagingWire、NetMagicを含む世界中のデータセンター事業をNTT Global Data Centersとして再ブランド化する計画を発表しました。その中で、定評のあるDimension Dataブランドは継続し、ITサービスを提供しています。
NTTはヨハネスブルグ北部のCentralPoint Innovation Parkに12MWのデータセンター「JOH1」を新たに開設しようとしています。2020年に発表されたJOH1は、今年4月に開設される予定でしたが、現在は今年の10月に延期されています。(Dimension DataはDCDに対し、10月に開設予定であることを伝えている)
DCDがDimension Dataに確認したところ、今回の冷却障害は、Dimension Dataの子会社Internet Solutionsが運営する、ヨハネスブルグ中心部に近いVictory Parkにある別の「レガシー」データセンターで発生したとのことです。この施設は、Dimension Dataがアフリカ大陸に持つ11か所のデータセンターの1つで、そのうち9か所は南アフリカにあります。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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