トンガのケーブル事故続報:50kmのケーブルが損傷するも間もなく修復予定

トンガの断線した海底ケーブルが発見されましたが、地元のオペレーターがケーブル修理船に積んでいるよりも多くのケーブルを修理する必要があります。他のオペレーターが所有する船でケーブルを確保するための話し合いが行われており、今後数日間で修理が完了することが期待されています。

先月、トンガの近くで大きな海底火山が噴火し、場所によっては3フィート近い高さの津波を引き起こしました。2013年に敷設されたフィジーまで827kmの国際トンガケーブルと、ヴァヴァウ、リフカ、トンガタプの各島を結ぶトンガ国内ケーブルの両方が損傷し現在も修理が続いています。

破損したケーブルの修理は当初2週間程度かかると予想されていましたが、Tonga Cable社は先週、ケーブル修理船リライアンス号のROV(遠隔操作車)が国際ケーブルの破損箇所を特定できず、衝撃波や土石流で移動した可能性が高く、さらに修理が遅れていることを明らかにしました。

トンガの海底ケーブルを所有する国営企業Tonga Cable のサミウエラ・フォヌア会長は先週、ケーブルの修理が今週末まで終わらないかもしれないとAP通信に語っています。

フォヌア氏によると、修理船CSリライアンスの乗組員は損傷したケーブルの両端を見つけることができたものの、損傷は広範囲にわたり、同社は80キロメートル以上の損傷したケーブルを交換するのに十分なケーブルを船内に保有していなかったといいます。

リライアンスには他社が所有する余分なケーブルが搭載されており、Tonga Cableはそれらの会社と使用する契約を結びたいと考えているとのことです。

フィジーに拠点を置くDigicelの地域CEOであるシャリー・ジャニフは、今週Capacityに対し、同船には他の事業者が所有する在庫があり、この供給品の使用について協議中であることを明らかにしました。

「うまくいけば、来週初めには国際ケーブルに接続できるようになるだろう」とジャニフは述べています。

主要都市ではローカルサービスが稼働しており、衛星インターネットも一部利用できますが、接続はまだ限られています。Kacificとインテルサットが同国に追加サービスを提供していますが、Tonga Communications CorporationのCEO、シオーネ・ヴェイコソ氏は最近、毎秒2000Mbps以上の需要に対し 現時点での総容量は 250Mbps程度であると述べています。

SpaceXのStarlinkはフィジーに地上局のインフラを設置し、トンガへの衛星接続の提供に貢献しているようです。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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