OVHcloudのSBG3データセンターに消防が再び出動
誤報…それともエイプリルフールのいたずら?
OVHcloudの創設者Octave Klaba氏のツイートによると、SBG2データセンターが焼失(3/10)したOVHcloudのストラスブールサイトで、今朝、消防士が一時的に出動する事件が発生した模様です。
午前7時(CEST)、Klaba氏は、OVHcloudが再稼働に向けて最も注力しているSBG3で無停電電源装置(UPS)の1台で障害が発生したとツイートしました。該当の装置は停止され、消防に連絡が行われました。7時30分に現場に問題がないことが確認され、作業は再開されました。この日付を見て、このツイートを見た人からは「Heu… Poisson d’Avril ?(えーと…エイプリルフール?)」と言ったコメントがあったようです。
煙もない、火もない
「消防隊員が到着し、あらゆる場所の温度をチェックしたが、煙も火もなかった。彼らは現場を去った」とKlaba氏は7時15分にツイートしました。「このUPSの前面で、小さなフィルターが焼けているのを確認した。すぐに結論を出すことはしません。またサービスへの影響はありません」
この事件は、セキュリティパトロールがSBG3のUPSの1台で問題を発見したことから始まりました。「今朝6時、彼らは空気中で何か変なものを感じ、それがUPS 11T3から来ていることがわかった。すぐにUPSをバイパス/シャットダウンし、消防に連絡した」とKlaba氏は説明しています。
最新のツイートでは、次のようにコメントしています。「このUPSを確認するためにサプライヤーに連絡した。チームはSBG3に戻っている。我々は作戦を継続する」
火災によってSBG2が焼失し、SBG1もひどく損傷したために再稼働を断念したというOVHcloudキャンパスの苦労話の中で、UPSシステムは繰り返し登場しています。
最初の火災は、サプライヤーによるUPSシステムのメンテナンスが行われた翌日の夜間に発生し、Klaba氏は、この大火災でSBG2のUPSシステムが燃えたとツイートしています。数日後にはSBG3のUPSで2度目の火災が発生しました。
最初の事故の原因は、警察と保険会社の専門家による調査の対象となっているため、まだ完全には公表されていません。Klaba氏は、データセンターにおける防火システムの機能(または機能しないこと)を調査するラボの設置を約束しており、施設の各部で異なる防火基準が要求され、時には国によって異なる種類の防火が義務付けられている点を指摘しています。
一方で、ウェブホスティング顧客向けのサービスや、オープンソースのクラウドプラットフォームOpenStack上で稼働するパブリッククラウド、VMware vSphere上で稼働する企業向けプライベートクラウド、ベアメタルサーバ、の3つの「クラウド」サービスの再開に向けた作業も続けられています。顧客の中には、バックアップを取っていない、あるいは提供されるバックアップレベルを勘違いされているユーザもいるようです。Klaba氏は、将来的にはサービスの一環として、今後無料でバックアップを提供すると約束しています。
Data Center Dynamics
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