ガザ地区、3度目のインターネット通信障害に見舞われる

イスラエルによるパレスチナ自治区への攻撃が始まって以来、またしてもガザ地区が大規模な通信障害に見舞われています。

イスラエル国防軍の激しい砲撃を受けている同地域では、1週間のうちに今回で3度目の通信障害となりました。

Kentik社のインターネット分析ディレクター、Doug Madory氏によると、この障害は現地時間の昨日(11月5日)午後6時15分に始まったとのこと。

X (旧Twitter)で定期的に通信障害を追っているMadory氏は、この障害を次のように報告しています。

「ガザのインターネット・サービスは、UTC16時15分(現地時間18時15分)から、この10日間で3回目となる完全な停止状態に陥った」

さらに、パレスチナを拠点とする電話会社Paltelcoが、イスラエル側がサーバーを切り離した後、ガザ地区での通信およびインターネットサービスが完全に停止したことを確認したと付け加えています。

最初の障害は10月27日に発生し、約36時間続きました。その後11月1日の2度目の障害は、サービスが復旧するまで数時間程度続きました。

NetBlocksによると、この地域のサービスは徐々に回復しているものの、インターネット接続は依然として広範囲にわたって混乱しているとのことです。

イスラエルは、先月のハマスによるテロ攻撃の報復として、この地域への攻撃を強化しています。

ハマスが10月7日にイスラエルで行った奇襲攻撃では1,400人以上の人々が殺害され、200人以上が誘拐されました。

ガザ保健省によると、10月7日以降、ガザでは少なくとも9700人が殺害されたと伝えています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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