英国でボーダフォンが停止、原因は「技術的な欠陥」
通話とブロードバンド通信に影響
米国内で起きた T-Mobileの大規模停止の数日後、今後は英国のボーダフォンで同様の障害が発生しました。
ボーダフォンで起きた重大な機能停止は、モバイルおよびブロードバンドの利用ユーザに影響を及ぼしました。同社によると、システム停止は2時間であったが、多くの利用ユーザへの影響はまだ残っているとコメントしています。
通話するのに最悪な一週間
Down Detector上のユーザ投稿を見る限り、影響を受けたユーザの82%は携帯電話ユーザ、家庭用ブロードバンドが14%、モバイルインターネットは3%でした。
停止報告は、イギリス時間の午後1時から1時20分頃に掛けてピークに達し、午後4時頃まで続きました。
悪いことに、この機能停止は英国政府の101と111の電話サービスにも影響を与えました。それぞれ非緊急の警察番号とNHS(National Health Service)コール番号です。これらは、緊急通話番号である999への通話の数を減らす目的で設定されています。
ボーダフォンの広報担当者は、「固定電話網との通話に影響する技術的な欠陥があった。」と述べています。
「障害は正午過ぎに発生し、14.15頃に問題を修復した。影響を受けたお客様にはお詫び申し上げます。」
尚、詳細については報告されていません。
T-Mobileの機能停止は、「南東部のサードパーティプロバイダーにリースされた専用光ファイバ回線の障害」が原因であり、冗長システムの障害が続き、他の要因もあり更に状態は悪化し、「そして結果的に過負荷状態に陥った。この過負荷により、南東部から広がるIPトラフィックストームを引き起こし、VoLTE通話をサポートするIMS(IPマルチメディアサブシステム)コアネットワーク全体に渡り、重大なキャパシティ上の問題が発生した。」 としています。
しかし、同社の説明は不十分であるとみなされ、FCC(米連邦通信委員会)は停止の調査を開始すると約束しています。
Data Center Dynamics
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。