AWSがスペインに157億ユーロを投資、再生可能エネルギープロジェクト60万kW

カリフォルニア州で初のグリッド規模太陽光発電+蓄電池プロジェクトが稼動

Amazon Web Services(AWS)は、スペインへの投資を大幅に増やし、既存のクラウドリージョンを拡大し、約600MWの再生可能エネルギープロジェクトに投資する予定です。

米国では、同社初の太陽光発電と蓄電池を組み合わせたプロジェクトが、カリフォルニア州で稼動しています。

AWS、アラゴンのクラウドリージョンに数十億ドルを投資

Amazonは今週、スペインで157億ユーロ(170億ドル)を、AWSヨーロッパ(スペイン)リージョンに、投資する計画を発表しました。

同社は地方政府の支援を受けてアラゴンでクラウドインフラを拡大すると述べていますが、詳細は明らかにされていません。

AWSのスペイン・ポルトガル担当のカントリーマネージャーであるSuzana Curicは、「我々は、複数の分野でスペインをサポートすることに、コミットしています。直接的な投資や、雇用支援だけでなく、地元の学校や、コミュニティ・イニシアチブとのパートナーシップを継続し、人材育成、コミュニティ教育プログラム、サステナビリティ・イニシアチブを、支援していく予定です」と述べています。

Amazonは2021年に、スペインに25億ユーロを投資する計画を発表し、2022年11月にアラゴンで、AWSクラウドリージョンを立ち上げました。ウエスカ・ロジスティクス・プラットフォームのサラゴサ周辺、ビジャヌエバ・デ・ガレゴ、エル・ブルゴ・デ・エブロと報じられています。

Telefónica、Adif、IE、Insud Pharma、スペイン赤十字が、アラゴンのAWSリージョンを利用する顧客として、名を連ねています。

デジタルトランスフォーメーションと公共サービス担当大臣のJosé Luis Escriváは、次のように述べています。 「AWSがスペインを選んだことで、我々はヨーロッパにおける技術革新と、人工知能の最前線に位置することになり、スペインが長期的に技術人材と質の高い雇用を、サポートできることを改めて確認することができました。」

今週発表された別の発表でAmazonは、スペインで新たに12の再生可能エネルギープロジェクト(合計596MW)に投資し、79のプロジェクトで3GWの発電能力を持つことになります。

新しいプロジェクトは、4つの風力発電所と、8つの太陽光発電所で構成されていますが、詳細は明らかにされていません。

Amazonのスペイン、イタリア、ポルトガル担当副社長兼ゼネラル・ディレクターのMariangela Marsegliaは、「Amazonが推進している太陽光発電と、風力発電のプロジェクトは、Amazonの事業運営に電力を供給するだけでなく、送電網にクリーンなエネルギーを供給し、Amazonの従業員や顧客が生活し働く地域社会の経済成長を支援するものです」と述べました。

Amazonは、スペインだけでなくヨーロッパ、そして世界で再生可能エネルギーを、購入する最大の企業です。同国における79のプロジェクトは、49のオフサイト設備(9つの風力発電所と40の太陽光発電所)と、30の自社ビルへのソーラールーフ設置で構成されています。

AWSのソーラー&ストレージ・プロジェクトがカリフォルニアで始動

米国では、Amazon向けの太陽光発電と、蓄電池のプロジェクトが稼動しました。同社は今週、カリフォルニア州サンバーナーディーノ郊外にある150MWの Baldy Mesa太陽光発電+75MWの蓄電池プロジェクトが、今月稼動したことを発表しました。同社によると、これはわが社初のグリッド規模の太陽光発電と、バッテリー蓄電システム(BESS)プロジェクトであるとのことです。

AESが開発、所有、運営するAWSのSageMakerツールによる機械学習モデルは、プロジェクトのバッテリーユニットが、いつどのようにエネルギーを充電し、どのようにグリッドに放電すべきかの予測に役立っています。

Amazonは、カリフォルニア州とアリゾナ州において、バッテリーストレージと組み合わせた、10の太陽光発電プロジェクトの開発に投資しており、バッテリーエネルギーストレージ容量としては、約1.5GWに相当すると述べています。

Amazonのサンバーナーディーノ・エアハブの5.8MWの屋上太陽光発電アレイは、2.5MWのバッテリー蓄電装置と組み合わされています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Caféが日本向けに抄訳したものです。

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