マイクロソフトがウェストバージニア州でClearwayと陸上風力発電PPAを締結

335MWのMount Storm風力発電所と提携

マイクロソフトは、ウェストバージニア州のClearway Energy Group(Clearway)と、長期電力購入契約(PPA)を締結しました。

このPPAにより、マイクロソフトはウェストバージニア州グラント郡にある、335MWのMount Storm風力発電所で発電されたエネルギーを利用できるようになります。PPAによる正確な契約容量と、契約期間は明らかにされていません。

Clearwayのオリジネーション担当SVPであるValerie Wooleyは、次のように述べました。「再生可能エネルギーの開発と、地域社会の経済成長を支援できることを誇りに思います。」

2008年から稼働しているMount Stormは、現在、リパワリングの過程にあります。昨年11月に発表されたこのリパワリングは、およそ7億3500万ドルかかる見込みで、老朽化した風力発電所132基のタービンを78基の新しい「最新鋭」の機械に置き換える予定です。

Clearwayによると、リパワリングにより施設の寿命は35年延び、2027年までに完了する予定とのことです。

このPPAは、マイクロソフトにとって今年4件目の契約となります。同社は3月、ミシガン州、ミズーリ州、イリノイ州でAESと合計475MWの太陽光発電連係PPAを3件締結しました。

それ以前には、アイルランドのEnergiaと陸上風力発電連係PPAを2件、EDPR North Americaとイリノイ州とテキサス州で389MWのPPAを3件締結しています。

Clearwayは、サンフランシスコに本社を置く再生可能エネルギー開発企業で、2018年に設立されました。同社のウェブサイトによると、米国26州にわたって11.8GWの総発電容量のポートフォリオを持っているとのことです。

このうち9.1GWが風力、太陽光、蓄電池で、残りの2.8GWがフレキシブル発送電です。フレキシブル発送電とは、天然ガスや水力発電など、需要に応じて電源を切ったり入れたり調整できる発電源のことです。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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