世界のテープ出荷量が減少、Covid-19の世界的な操業停止が原因
Linear Tape Open(LTO)団体は、テープメディアの年次出荷報告書を発表し、7.8%の売り上げ減少について詳述しました。
Hewlett Packard Enterprise、IBM、Quantumの3社で構成されるLTOは、2020年に業界が出荷したテープの総容量(圧縮)が10万5198ペタバイトであったと発表しました。
尚、2019年には、3社は114,079PBの圧縮テープを出荷しました。
「パンデミックによってテクノロジー業界の多くのセグメントに予想外の逆風が吹いたにもかかわらず、2020年のLTOテープ全体の出荷容量は文脈上、好調だった」Quantumのシニアディレクター、Eric Bassier氏はこのように述べています。
「2019年に記録的な容量を出荷したことから、2020年については楽観的に考えていたが、(Covid-19による)世界的なシャットダウンや、我々の力ではどうにもならないその他の要因により、パフォーマンスは低下した」
業界は「企業がストレージの購入を再開し、より強固なセキュリティ対策を必要とする新しいトレンドを考慮し、旧世代から新世代LTOテープへの購入のシフトが引き続き見られることから、2021年には以前の容量増加傾向に戻るだろうと楽観視している」とBassier氏は述べています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。