JREの太陽光発電所併設型データセンター、安定稼働を実現

モルゲンロット社のGPUクラウドサービスを提供

ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社(以下、JRE)の長野県にある太陽光発電所の敷地内に建設されたデータセンターは、2022年12月の運用開始後、現在順調に稼動しています。
 
このコンテナ型施設は、株式会社ミライトによって設計・建設されました。
このデータセンターは、JREにとって初めてのものであり、分散型クラウドコンピューティングソリューションプロバイダーのモルゲンロット株式会社(以下、モルゲンロット)が入居し、同社はここからGPUクラウドサービス「M:CPP(Morgenrot Computing Power Pool)」を提供します。
 
モルゲンロットは、GPUソリューションに特化し、分散コンピューティング技術を提供し、再生可能エネルギーで駆動するグリーンデータセンターを世界各地に構築しています。
 
JREの長野大町太陽光発電所は、設置容量2,443kW、年間計画出力3,500,000kWhです。
 
コンテナ型データセンターは、AMDおよびNvidiaの GPU サーバーを40台収容し、冷却装置はチラーレスで、発電所敷地内の井戸からくみ上げた水を冷媒として使用しています。また、フロン冷媒を一切使用せず、CO2排出量もゼロとのことです(建設・設備からの組み込み排出量を除く)。JREによると、このデータセンターの PUE は1.1とのことです。
 
このデータセンターは、2022年6月にJREとモルゲンロットが発表した共同プロジェクトの成果であり、AIおよびシミュレーションのアプリケーション、およびモルゲンロットのGPUクラウドサービス向けに最適化される予定です。
 

 
このプロジェクトの発表に先立ち、日本の経済産業省は、データセンター産業の分散化を支援するため、100以上の地方自治体がデータセンター拠点を提供するための補助金受給を行うことを発表しました。これは、日本のデータセンターの6割が東京近郊にあり、地震や津波に伴う障害発生リスクが高いことに加え、データセンターサービスの需要が高まっていることを受けてのものです。
 
2023年2月、株式会社インターネットイニシアティブは、同社の白井キャンパスにソーラーパネルを配備しましたが、施設のニーズの3%をカバーする電力を供給できると予測されたに過ぎませんでした。
 
NTTデータも日本国内データセンターの外壁にフィルム型ペロブスカイト太陽電池の導入を計画しています。一方KDDIも株式会社エネコート・テクノロジーズとの提携によりペロブスカイト太陽電池の利用を検討していますが、これは基地局での利用を想定しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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