Googleが10億ドル規模のベルギー第2データセンターキャンパス着工へ
Googleがベルギーで2番目のデータセンターキャンパスの建設工事を開始しました。
同社はこのプロジェクトに10億ドルの投資を目指していると報じられています。Googleは、ベルギー・サン=ギスランに現存するキャンパスも拡張する予定とのことです。
Googleがシャルルロワ近郊の フェルシエンヌにデータセンターを検討していると地元紙が最初に報じたのは2019年のことでした。Googleは同年末、 フェルシエンヌのエコビジネスパーク Ecopôle に53ヘクタールの土地を取得しました。
正式な計画は2023年7月に初めて発表され、3棟からなるキャンパスは、約5万3000平方メートルに及ぶ予定とのことです。これまでの報道によると、エネルギー企業Eliaは、敷地内に200-300MWの発電容量があることを確認しています。
以前の報道では、第1フェーズ(約7,500平方メートル)は昨年開始し、2025年のローンチを予定していました。
同社は今年初め、このプロジェクトの許可を取得しました。
Googleの計画許可では、敷地内にソーラーパネルを設置することが条件となっており、同社はこれを屋根に取り付けるとしています。さらに、2025年までに敷地内で消費されるエネルギーの90%をカーボンフリーにし、2030年までには95%にすることが求められています。
今後Googleは、データセンターにおいてより持続可能な冷却システムを選択する必要があり、水冷システムから空冷システムへの切り替えが求められています。このデータセンターはいずれ地域の地域暖房ネットワークにも接続される予定です。
同社はベルギーでの取引の多くに、ペーパーカンパニーの Crystal Computingを利用しています。
既存のサン=ギスランのキャンパスは、Googleにとってヨーロッパ初のデータセンターでした。同社は2009年以来、サン=ギスランの敷地 90ヘクタールに、5つのデータセンターを建設しています。また、キャンパス内には太陽光発電所も建設ました。
Googleによると、サン=ギスランでの拡張には、敷地内の太陽光発電所でさらに1.4 MWの容量追加の予定を含んでいるとのことです。
2022年、Googleはエノー州のラ・ルヴィエール近郊のフェルイ工業地帯にある36ヘクタールの敷地も取得しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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