Metaがワイオミング州シャイアンのデータセンターを正式発表

Metaは、ワイオミング州シャイアンに新しいデータセンターキャンパスを建設する計画を正式に発表しました。

715,000平方フィート(66,425平方メートル)のキャンパスは、「当社のテクノロジーと、サービスを実現するためのグローバルインフラの一部となる」と、同社は今週発表しました。

同社は、960エーカーのプロジェクトに8億ドル以上を投資する意向で、AIワークロードに最適化するようです。レンダリングによると、少なくとも2棟の建物と、敷地内の変電所が計画されているようです。

Cowboy State Daily誌によると、建設は数か月前に始まりましたが、プロジェクトは、少なくとも2020年から進められていたとのことです。

Metaは、「シャイアンは、インフラへのアクセス、人材プール、コミュニティパートナーの点で際立っていた」と述べました。

Facebookの親会社であるMetaは、Black Hills Energyと協力し、自然エネルギーを含む新たなリソースを、送電網に追加すると付け加えました。また、ララミー郡自然保護地区と提携し、ララミー郡を潤し、ワイオミング州のオガララ帯水層を涵養するクロウクリークの回復を、支援する予定です。

『Project Cosmo』と名付けられたこの場所でのデータセンター開発は、昨年11月に、シャイアン市議会によって承認されました。当時Metaは、Goat Systems LLCというペーパーカンパニーを使って事業を行っていました。同社は、5月にプロジェクトの背後にある企業として名指しされました。

ワイオミング州は、データセンター事業者に対して税制優遇措置を設けており、これがMetaがシャイアンのプロジェクトを、推進する決め手になったと言われています。この優遇措置を廃止する計画は、2021年に州の政治家によって否決されました。同社は、データセンターに多額の投資を行っており、今年はインフラプロジェクトに、350~400億ドルを投じると見込んでいます。

最近の同社の発表には、アラバマ州モンゴメリーで計画されている、8億ドルのデータセンターが含まれており、2026年に稼動する予定です。また、アイオワ州ダベンポートでも、プロジェクトを計画しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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